『短歌ください 海の家でオセロ篇』発売を知る
もしかすると情報が既に出ていて自分が気づいていなかっただけかもしれないけれども、先日、金曜日にTwitterでこの情報を見かけた。
『短歌ください 海の家でオセロ篇』発売!
大歓喜である。
雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載中の「穂村弘の短歌ください」を書籍にまとめたものは過去に4冊出ていて、それぞれ30回分が収録されている。
『短歌ください』(2011):第1〜30回収録
『短歌ください その二』(2014):第31〜60回収録
※2020年に文庫化された時のタイトルは『短歌ください 明日でイエスは2010才篇』
『短歌ください 君の抜け殻篇』(2016):第61〜90回収録
『短歌ください 双子でも片方は泣く夜もある篇』(2019):第91〜120回収録
この出版ペースを見て「5冊目が出版されるとしたら去年の3月ぐらいだろうなあ」と目算していた。しかし去年は出版されなかったので、「ああ、もう書籍化はされないのかなあ……」と思っていたところだったので、この5冊目の出版はとても嬉しい。
今までの収録回数に倣えば、第121〜150回の収録になりそうだが、「今回は368Pの大ボリューム」と書いてあるので、もしかするともうちょっと収録回数が多いのかもしれない。
私が「短歌ください」で初採用されたのが第160回なので、もしかすると今回のに収録されるかも!……と、ちょっとだけ期待している。
さて、この出版のニュースと合わせて、こんな知らせも飛び込んできた。
絶対に視聴するぞ!
どんな雑誌やラジオの投稿コーナーにも、「黄金期」と呼ばれるものがあると思う(それが1回だけか、複数回あるかはコーナーによりけりだが)。
「短歌ください」の「黄金期」をどこか一つ挙げるとすれば、木下龍也が初採用された第39回から、岡野大嗣初採用の第47回、鈴木晴香初採用の第48回を経ての3年間ほどだと思っている。
この時期は、連載当初からの常連である、木下侑介や九螺ささら、シラソ、森響子らも名を連ねつつ、この木下龍也、岡野大嗣、鈴木晴香だけでなく、工藤吉生(第53回で初登場、この時はくどうよしお名義)や小坂井大輔(第67回初登場)といった、現在の短歌界隈で活躍を続ける人たちが立て続けに現れてくる。
短歌くださいの書籍は何度か読み返しているが、この時期は本当に熱い。
自分もそういう「黄金期」を作りたい、とつい思ってしまう(まだ力不足だけど)。
そんな時期のこの御三方と穂村弘とのオンラインイベント……見逃すわけにはいかない!と思っている。
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