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このお話について書くのが遅くなりました。 このお話は、2019年のはじめにここに載せていき、…
題名「家族」 六年二組 川野莉沙 き…
お父さんとお母さんは離婚した。 お父さんから、お母さんへの伝言はただひとつ。 『俺は俺なり…
アキが昔、私に言ったことがある。 「私さ、将来結婚してさ、子ども産んでさ、ずーっと幸せに…
「転校生の山本凪沙さんです。」 「山本凪沙です。よろしくお願いします。」 パチパチパチ 「…
「阿古屋さんは学校で千鶴と一番仲良くしてくれていたみたいだね。」 高校を卒業してすぐにア…
あたしがJSビジネスをしていたことをやっぱり教頭の戸山先生は気づいていたそうだ。 「実は草野先生と迫田先生が凪沙さんを見かけたらしくてね。」 草野先生と迫田先生は実はお付き合いをしていてね、ある日二人は円山町のラブホテルに赴いたらしくてね。 「え!? 草野先生と迫田先生ってデキてたの!?」 「教師と言えど、人間だからねぇ。そんなムードになることもあるさ。」 しかし、二人は見てしまった。ラブホテルから壮年の男性と出てきた凪沙さんを。 「…」 それで、二人は急に青ざめて、そんな気
「では、葉奈さんは夫の建児さんのお子さんではなく、援助交際で出来たお子さんなんですね。」…
トゥルルル… 「アラ、なぎちゃん?」 副店長のナイトウさんが出た。 「こないだは二十万も稼…
「お母さん、私と凪沙、お父さん違うんでしょう。」 「え…」 施設に入る前、葉奈に言われて、…
あたしとお母さんは、お姉ちゃんの友達の薦めで母子生活支援施設というところにお世話になるこ…
葉奈を妊娠してすぐのことだった。 エリやカナコ、ポンたちと話していた時。 「ねえ、みんな避…
「凪沙?」 お姉ちゃんが部屋に入って来た。 「何?」 「何、って…さっきの話きいてたんでし…
ピンポーン 宗教の勧誘かしら、とインターホンの画面を見ると、葉奈だった。 「久しぶり。これ、うちの近くに出来たケーキ屋さんのケーキ。オペラがおいしいんだ。」 「あなた大学は?」 「今日は二限までだったの。」 「…そうなの。」 私は、ダージリンの紅茶をいれて葉奈に出した。 「おいしいわね。このケーキ。」 「でしょ。」 ケーキを食べ終わる頃、葉奈が言った。 「ねえ最近、凪沙、おかしいと思わない?」 私は先日の渋谷のTSUTAYAで見た凪沙を思い出した。 「こないだ、うちに来てさ