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2022年最後の日の爆風に吹き飛ばされた

明けましておめでとうございます。
今年もマイペースで書いていきますのでよろしくお願いいたします。

さて、昨年末の風さんのこと。
12/30の夜に、Instagramのストーリーズが更新された。
顔のアップで3枚連続。
英語で何か言っている。

ストーリーズで伝えてきたのは揺るがない自分。

いいぞいいぞ。
すごく強気な感じ。
自分の信じるものを傷つけられたり不当に扱われたりしたら、優しい人だって抗議するのは当然。
顔は笑っていたけれど、最初は怒りもあったと思う。
「自分の信仰(信条・信念のほうが近いかも)を揺らがそうったって、そんなこと無理だから。」
「無駄だよ。人の欠点探すより自分のこと心配しようよ、自分もそうする。お互い頑張りましょう。」
クックックって笑いながら。
最後はシャワー浴びてサッパリした顔で、心のお掃除しましょうねって。

なにかもう、清々しくて。
繊細さももちろんあるけれど、芯の強さはもしかしたらそれ以上か。
きっと、これで吹っ切って前に進むつもりだったんだと今は思う。
だって、そこからのあの紅白ですもん。

紅白『死ぬのがいいわ』の圧倒的パフォーマンス。

爆風に吹き飛ばされた!
昨夜のInstagramは予告だったのか。
どこまでも自分自身らしく、他を圧倒する迫力で弾き、歌い、踊る。
美しさと狂気と強さが共存していた。
本当にあの数分間、息をするのも忘れて魅入ってしまった。
特番で見ていたから、歌詞の意味も今回はちゃんと理解しながら聴けた。
『自分の中の最強の人、大切にしたい本当の自分を失うくらいなら死んだほうがマシ』

NHK公式の紅白動画はこちら

もちろん彼は、前から理想の自分は見えていたはず。
だけど優しいし人のことを考えてしまうから、心の声に必ずしも従うことができていなかったこともあったのかも。
だけど、色々なことが続いて彼の中の何かがプチっと切れて、自分の理想に近づきたくても近づけない状況はもうやめよう、そのことでもがくのはもうやめようと思った……。
私はそんな風に思う。

だからあのInstagramの発言。
だからこそのあの紅白での自分の解放。
あの時彼は、他の誰も気にしていなかった、ただ自分の世界にいた。
鋭い目、手の表情、腰を激しく振るパフォーマンス……ああいうのは、他人の目を気にしていたらどこかで躊躇が入って思い切りできなくなる。
あの時の風さんは、人の目も評価も何も気にしてなかった。
自意識から完全に解放されていた。
それがあんなに見る者を惹きつけた。

ストーリーズの発言の内容が強くても、NHKではNGレベルのセクシーさでも、どうしていやらしくなく、むしろどこか清々しいのか?
それは、動機が愛だからなんだと思う。

人を傷つけたいとか、否定しようとかいう気持ちは全くないどころか、自分アピールでさえもない。
彼の気もちはいつも一貫している。
自分の中の理想の自分と一体化したい。
より良い自分になりたい。
……なるほど、巫女のような格好だったのも頷ける。

流行りの言葉で言うならば、ブラボー!です。

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