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サロンから見る音楽史

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サロンに特化した音楽史を、パリを中心に描いていきます。
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記事一覧

【サロンから見る音楽史】 vol.11 ベッリーニに憧れて

モーツァルトやベートーヴェンの時代は、オペラを書かなくては作曲家と言えない、という風潮が…

【サロンから見る音楽史】 vol.10 ピアニストであることをやめなかった庇護者

前回は主に、サロン文化と密接な音楽家のひとり、マリー・ダグーという強力なスポンサーを得た…

【サロンから見る音楽史】 vol.9 時代を拓く美男美女

挫折をバネに、現代にまで大きな影響を及ぼすほどの音楽家が誕生しました。 間違いなくカリス…

【サロンから見る音楽史】 vol.8 なぜパリは芸術の中心地になったのか

フランスはヨーロッパの中でも、最も早くに市民階級が権利を得て、自由主義の社会を手に入れた…

【サロンから見る音楽史】 vol.7 革命、そしてフランス・ロマン主義へ

サロンに特化した音楽史の連載、 7回目にしてようやく音楽主体のサロンが登場する時期にさし…

【サロンから見る音楽史】 vol.6 市民階級の花

今回は、マリー・アントワネットの周りにいた音楽家が登場します。 グルック。 名前を聞いた…

【サロンから見る音楽史】 vol.5 啓蒙思想・政治的サロン

宮廷で盛んに王がたたえられている影では… のちのフランス革命へと繋がる〈談話サロン〉が最盛期を迎えてきます。もちろん水面下で。 《ベルサイユのばら》を読んだ方たちだったら、このあたりからもうワクワク胸騒ぎでしょう。 ランブイエ侯爵夫人もそうであったように、教養豊かな貴婦人たちの開くサロンは驚くほどに知的で、時代を先取りしていました。 貴婦人の開くサロンのなかで、この時期18世紀の代表的な常連客といえば、ヴォルテールやモンテスキューなどの自由啓蒙思想家たち… すごいメ

【サロンから見る音楽史】 vol.4 絶対王政とリュリ

フランス宮廷のサロンの水準は低すぎる!とのことでしたが、実際にはどんな音楽家がいたのかな…

【サロンから見る音楽史】 vol.3 ノブレス・オブリージュ

ノブレス・オブリージュとは、何のことでしょう?? 貴族の資質として、最も重要にされていた…

【サロンから見る音楽史】 vol.2 上流階級の社交界

サロン文化は、どのようにフランスへ入ってきたのでしょうか? 貴族、特に宮廷貴族の華やかな…

【サロンから見る音楽史】 vol.1 プロローグ

気軽な読みものになりますように。 音楽史記事、第一弾は… 【サロンから見る音楽史】 みな…