アジアのインディーロック/ポップス紹介②🇹🇭🇰🇷
今回は、以前投稿したこちらの記事↓の第2弾を書いていきたいと思います。
第1弾で紹介したバンド達の中でも、台湾のElephant Gymは先日のフジロック2022でRed Marqueeを大いに沸かせてくれましたね。
また、タイのPhum Viphuritも今年中に新譜リリースを控えるなど、その後の活動も目覚ましいです。
そして、第2弾となる今回はこちら!
タイのYonlapaと、韓国のSay Sue Me。この2組を紹介していきたいと思います。
それでは早速いきましょう。
タイ🇹🇭 Yonlapa
間もなく来日!ネクストブレイク間違いなし!バンコクに次ぐ第2の都市とされる北部の街、チェンマイを拠点に活動する4人組バンドYonlapa。
SadurnやAnother Michaelを彷彿とさせるようなインディーフォークをベースに、AlvvaysやMen I Trust的なドリームポップの雰囲気も醸し出しつつ、Sunset Rollercoasterのようなサイケシティポップ要素も併せ持った、絶妙なサウンドを展開しています。この配合バランスが本当に丁度よくて、完全にYonlapa独自の個性あるサウンドに仕上がってます。最高に心地良い音楽です、これは。
ノスタルジックでメロウな楽曲に、女性ボーカリストNoi naaによる、やや憂いを帯びたクールな歌声がマッチしており、また、生のバンドの質感がしっかりと感じられるところもgood。
2020年にリリースされたデビューEP 『First Trip』は、収録されている5曲、全てが本当に素晴らしいです。
今回はその中でも特に魅力的な2曲を紹介します。
まずは、"ノスタルジックでメロウ"を体現する、切ないサウンドが沁みる楽曲Sweetest Cure。
もう1曲は、小気味のいいギターリフとグッドメロディが印象的なLet Me Go。こちらも、どこか懐かしさを感じさせる楽曲ですね。
韓国🇰🇷 Say Sue Me
続いて紹介するのは、既に高い評価を得ている、韓国は釜山の4人組バンド、Say Sue Me。
先日開催されたフジロック2022への出演が決まっていたのですが、メンバーのコロナ感染により惜しくもキャンセルとなってしまいました。
先ほど紹介したYonlapaと比較すると、Say Sue Meの方はオルタナ要素の強いギターロックサウンドになっており、メロディラインもより輪郭が鮮明でストレートです。
90年代のUS・UKのインディーロックから大きな影響を受けたという彼ら。サーフ要素を感じさせるサウンドが指摘されていますが、本人らは特に意識しているわけではなく、海沿いで育った環境が自然に反映されたのかもしれないと語っています。
女性ボーカリストのチェ・スミの歌声は真っ直ぐな力強さがありつつも、どこかあどけなさも残っているところが魅力的。
そして今年5月、3rdアルバム『The Last Thing Left』をリリースしました。
今回の記事で紹介するのは下記の2曲。
まずは、どストレートでピュアなインディーポップソングのAround You。パワーポップな要素も感じさせる楽曲です。
もう1曲は、歪んだギターサウンドがまるで音の洪水のように溢れ出すTo Dream。この楽曲からは90年代インディーからの影響を色濃く感じます。
いかがだったでしょうか。どちらも今後アジアのインディーシーンを一層盛り上げてくれる存在だと思います。
興味を持って頂けた方は是非聴いてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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