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辻占日誌:言葉との出逢い。

3/14(土)に宇都宮市内のダーツバーで占いイベントをやらせていただきました。店長の宣伝力のお陰で、お店の常連さん達がたくさん来てくださって、時間も大幅に延長して占わせていただくことが出来ました。この場ではまず感謝の気持ちと、少し所感を書いておこうと思います。


正直に言えば、本当に楽しかった。ひたすら人の数字を読み続け、その人に対して何を言うべきか考え、言葉にする。占いというのはシンプルにその動作の繰り返しだ。人の「自分のことを知りたい」という欲求と私の「その人の数字を読みたい」という欲求の掛け合わさるところ。相手によってさまざまな位置にいるので、それに合わせて今何を大事にすべきか、これから何が可能なのかというのは全く違う。だから、その人それぞれに言うべきことは全く違う。

「言葉との出逢い」が私自身はかなり好きで、有名な「超訳 ニーチェの言葉」とかの「超訳 ヴィドゲンシュタインの言葉」とかの超訳シリーズとか、コピーライターの人の本とか。イチハラヒロコさんの作品とか。あるいはその辺のポスターや広告とか。そういうものの中から、その時その時自分に響く言葉を見つけるのはおもしろいことだと思う。そういう、人を惹きつける魅力のあるエナジーと、それを言葉にのせられる人にとても憧れがあるのだと思う。

もしかしたら、人には誰しも「自分に響く言葉と出逢いたい」という欲求があるのではないかと思う。

それに対するアプローチとして、私は占いというツールを使ってるだけなんだと思う。これは私自身がたくさんの人の言葉に助けられてきたから、そう思うのかも知れない。何気なくかけてくれた友人のひと言とか、恩師の何気ない作品へのコメントとか。あと、当時は意味がわからなくて受け取れなかったアドバイスとか。そっと支えやヒントにしている大事な言葉がたくさんあり、それは私の人格形成に大きく影響していると思う。

反対に、言葉に呪われてしまうこともあるのだと思う。「お前なんかに出来るわけない」とか「何をやっても無駄だ」とか「そんなことやって何になるんだ」とか。そういうのは、人を呪う言葉だと思う。別に呪術的な何かというわけではないが、人を縛り付け、不自由にし、制限をかけて、自分の意のままに支配しようとする言葉だ。それらに耳を傾けてはいけない。言いたいことを言い、傷つけては支配してこようとする悪意ある言葉。それもまた言葉であり、とても強烈なものでもある。それをどう受け流し、呪いを無効化していくのかで、人生の展開は全く違うものになるのだと思う。

だから、誰かを感動させたいとかそんな傲慢なことは思ってはいないけど、何かしら「おもしろかったな」とか「自分にはそういう可能性もあるのかも」とか「自分って案外悪くない、いやむしろ最高かも?」とか、何でもいいから何か感じるものがあったらそれだけで、私にとっては大成功なのだ。

大袈裟に言えば私は、世の中にそうやって蔓延する呪いを無効化したい。「自分には無理」とか「やっても無駄」とか「出来るわけがない」とか、そういう呪いを自分自身も自分にかけてきたと思うし、それを外していく最中ではあるんだけど。「他には何が出来るかな?」と可能性を探求する姿勢で居続けたいと思う。

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そんなことを思ったイベントでした。本当にありがとうございました。


このタイミングでイベント開催させてくれた店長さんには、もしかしたらご迷惑をおかけしたかも知れない。だけど、温かく迎えてくださったこと、そういう姿勢でお店をやってらっしゃるから、たくさんの常連さんで賑わうお店が育ってるんだなと思い、個人的にとても勉強になりました。Barって、人が束の間羽根を休める「居場所」なんだなーと思いました。拙い感想ですが。

今回お世話になったお店はこちらです。

ダーツバーですが、ご飯もおつまみも美味しいです(´∀`)




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