誰かの何かを鵜呑みにしようとしないこと。

昨日の話を書いてから、とある本を読んで気がついたことを書き留めておきます。最近読み始めたアクセスコンシャスネス関連の本で「借金から楽しく抜け出そう」という本があるんだけど、その本を読んでいたら自分がどうしてそうなったのかわかったので書き出しておきます。

昨日、FXの話をしてくれた友人の前で、私は彼の話を一生懸命に聴こうとしました。そして、それを鵜呑みにしようとした。そうやって話を興味深く聴くのではなく、鵜呑みにしようとした途端、彼が何を言っているのか理解が出来なくなり、頭の回転は遅くなり、ついには眠くなってしまった。

もし、彼の話を「興味深いpoint of view」として受け取っていたら、私は私の中に彼の話を取り込まずに済み、興味深く聴きながら軽く受け流すことが出来たのではないだろうか。今でもその話を書くと頭痛がするほど、私にとってその話は重く感じる話だった。でも、彼が興味を持っている話であって、それは私とは違うのだから取り入れなくていいのだ。だとしたら、もっと気軽に聞けたのではないだろうか。

彼と私は恐らく同じ現実を持っていない。でも、彼が間違っているのではないし、私が間違っているのでもない。求めているものや大事にしたいものが違うだけなのかも知れない。あるいは歩いている地点が違うだけなのかも知れない。昨日は、そんなに（寝てしまいその後頭痛が起きるほどに）興味を持てないことに自分自身がショックを感じてしまってびっくりしちゃったんだけど。別に私がやるわけではないので、「興味深いpoint of view」として、放っておけばいいだけなのだ。

私が取り入れなくてはならないことは何もないのだ。彼と私は違う人間であり、見ている景色も、世界観も全く違うのだから。そうやってさまざまなものを鵜呑みにせず流していくからこそ相手を否定せず、軽やかでいられるのだから。

まだまだ自分が未熟だと思うところは、そうやって少しでも自分が好意がある人間と一緒にいるために努力しようとしてしまうことかも知れない。私は、私よりも彼を上にしようとした。鵜呑みして一緒に頑張るルートとか選ばなくていいのに（相手は私を誘う気は０です。私が勝手に一緒にやるかのようなつもりで話を聞いてしまっただけで）。というか、もう選べないってことだよね。自分の真実しか選べないんだ。それなのに媚を売ろうとしたからしわ寄せがきて、それが頭痛と眠気って形で現れてるんだよね。

まわり道をしようとしたのを回避するための眠気なのだと思う。自分にとってストレートな道をもう見つけたのだったら、それをそのままストレートに進めばいいだけなのだ。

何か自分とは違う意見や考えや信念やものの見方や…そういうものと出会うたび、「興味深いpoint of view」として見るだけでいいのだ。そして、それに対する自分のジャッジや意見や感想ですらも、「興味深いpoint of view」なのだから。そうやって全てを軽くして、囚われないで居たい。

ここまで読んでくれてありがとう。他にも読むといい記事を下記にリンクしておきますので良ければご覧ください。