ハシグチケント

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KENTO HASHIGUCHI designer | https://twitter.com/KentoHashiguchi

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最近の記事

サバ寿司1貫

少し前、ちょっと良い煮麺をお店に食べに行ったときの話。 噂によると大ぶりなサバ寿司も美味しいとのことで煮麺とは別に、妻と2人で1貫を分ける程で注文。 そのとき特に店員さんには、分けて食べるなどは何も伝えていなかったのだが、テーブルに届けられたのは2つに分けられた1貫のサバ寿司と、使っても使わなくても気にならないような小ぶりなとりわけのお皿1枚。 テーブルに届ける時も恩着せがましさは一切なく、さりげない対応であった。 普通のお店であればこちらから「とりわけのお皿をくださ

    • 地球規模をミクロとすると

      環境破壊や原子力の話、増えすぎた人間の話やウイルスの話を聞くとたまに考える 本当に人間は異質な存在なのだろうか。 たしかに全く風化しない建造物を作り、何千年かけてできた化石燃料を数十年で消化し、地球の歴史においてはかなり異端な存在と言える。 でももし地球規模の話をミクロの話として、宇宙規模のマクロな視点で人間をみてみると、実はこの現象はごく当たり前のことで、これもまた自然現象の一部ではないのだろうかという説を考えることもある。 ビッグバンから地球誕生、人間誕生から今ま

      • シュークリームのゆくえ

        だいたい仕事をしてる夢を見るので、起きると昨日の続きという感じでかったるい。 今日は友達とバイト終わりにモンハンする夢だったので久しぶりにリセットされた清々しい朝を迎えられた。 ーーーーーー 以下は4つのシュークリームがいかにして捕食者の元へ辿り着いたかのドキュメンタリーである 今日は古道具のイトウさんからシュークリームを4つもらった。 それを最終的に僕と酢橘堂の大田と午睡舎の2人が1個ずつ食べることになったのだが、単純にそうなったわけでない。 もらったときは今日は

        • 三方よし

          「三方よし」 この言葉を忘れないように頭の片隅にはずっと残して仕事に取り組むようにしている。 それはやっていることを長く続ける上でとても大切なことだと思っている。 三方よしとは簡単に言うと「売り手によし、買い手によし、世間によし」と言う意味。 滋賀の近江商人に伝わる経営哲学とのこと。 物事には様々のことが複雑に絡み合っている。 大体、3者に分けるとわかりやすくなる、2者ではなく3者目を見つけるのが肝かと。 資本主義が進んだこの世界ではどこかにパワーバランスがより

        サバ寿司1貫

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        • 日記
          9本
        • #ひとブラradio
          2本

        記事

          モーニングルーティン

          起床の1時間前から暖房を入れ始める。 大体起きる予定の時間の1時間前に目が覚めるので手動でスイッチを入れて、もう一回寝る。 浪人以降ぐらいから朝までぐっすり眠れる日は少ない。 眠りが浅く3〜4時間おきに目覚めることが多い。 起きたらまず口を濯ぐ。 歳を重ねるごとに口内環境の悪化を感じる。 歯を磨く前に40分かかる炊飯のスイッチを押し、 10分くらいかかる追い焚きのスイッチを押す。 その後に歯を磨いて、お風呂が湧くのを待ちながらSNSを見る。 朝はできるだけ効

          モーニングルーティン

          ラジオ更新

          itouさんとのラジオ2部に渡って収録しました。 【第15回】#ひとブラradio ゲスト:古道具のitouのイトウさん 〜古道具を扱うこととその魅力について〜 【第16回】#ひとブラradio ゲスト:古道具のitouのイトウさん 〜京都に店を構えること〜〜ディスプレイの魅力と可能性〜 聞くひとが聞くと面白いと思われるラジオです。 ぜひ作業用bgmにどうぞ。 FOLDの生産をしていて少しずつ完成しているのですが、 届いたノベルティのブックの色味がおかしく、再注文

          奥行き

          SNSが発達し、自分もその流れに身を任せてきた一人でもあるが、そのことに対して思うこともある。 様々な情報に簡単にアクセスできて便利なのは間違いないが、 その一方あまりにも情報の多さに少々息を詰まらせる時もある。 この圧迫感はなんだろうか。 最近、話や物事には奥行きがあることに気がついた。 リアルで会うときに喋るから良い話もあるし、 テレビとラジオで芸人が喋ってる内容やスタンツが違うように 物事には話どきというものがあるし、それが話の持つ奥行きのように感じた。

          ゲームとチーム

          ついに本格的に寒くなってきて。 今年は暖冬か寒冬か、みたいな話をよくテレビで聞きますが、僕は確実に寒冬だと思う。 それぐらい寒い。芯から冷え切ってる。 朝起きた時にブースト的に体温上げる方法見つけたい。 とりあえず白湯を飲んでみたりしてますが白湯って水の温度上げただけなのに水よりかなり味が美味しくない気がする。 オンラインゲームが好きでハマると短期間にのめりこむ。 最近だとAPEXをこの前まで熱心にやってた。 でもまともな方な人間なので、結婚して妻と🐇と一緒に

          ゲームとチーム

          本当は黙っていたいんだけれども

          本当は何も言わずとも作品と向き合って良さに気付いてもらいたい。 ここ最近の新作撮影はカバンにフォーカスが当たるように、その人がカバンの持つ純粋な価値と向き合えるように、モデルさんには申し訳ないけど顔から下のみ使わせて頂いてる。 写真やモデルさんの放つ良さげな雰囲気でブランドやカバンの評価を受けない、売らない。 作品の説明も僕の口からするのは野暮なんだけど、他に言語化してくれるほど熱量のある人もいないのが事実。 せっかく作った良いカバンが伝わらずに終わるのも不本意なので

          本当は黙っていたいんだけれども

          ビジネスと制作活動の逆行的な関係について

          ブランドを始めた頃は自分の作ったものがたくさん売れることがとても嬉しかった。 もちろん、今でもたくさん売れたら売れたで嬉しいのだけれど、売れることが目的にはできない。したくない。 できることなら「ビジネス」は極力したくない。 「ビジネス」を行うためにしなければいけないことは「制作活動」をすることに当たって妨げになることばかりだから。 バッグを作り始めてもうすぐ5年になろうとしている。 飽き性で器用貧乏な自分がよくここまで続いていると思う。 まだまだバッグでやりたい

          ビジネスと制作活動の逆行的な関係について