曲作りの折り返し地点を通過
寒暖差アレルギーなのか。秋花粉なのか。くしゃみと鼻水が止まらない。青眼白竜湯みたいな名前の漢方を飲んでいるが効いているのか効いていないのだかよくわからない。四季の移ろいはもはや人類にとって脅威だといって良い。
やはり曲作りの日々。日曜日は特に予定もなければ締め切りもなかったので一日使って作業を進め、月曜の深夜に一曲仕上げた。これで新曲のストックが全5曲となった。とはいえ、ライブで披露している2曲を別として、残りの3曲はオケのデモが完成した段階にすぎないだからまだまだ油断できない。
年内にデモを10曲分こしらえることを目標にしていたから、ようやく折り返し地点に到達したといえる。もし仮にその目標が達成できたのなら、何か自分で自分を労うようなことをしたい。ものづくりは孤独な営為だから労いも自ずと孤独にならざるをえない。
新曲を作るのにそれなりの時間と情熱を注ぎ込んできた。10曲完成させた暁には、車の一台でも買わなければ気が収まらない。できればお洒落な外車がいい。荒ぶる魂が鎮めるためにはもはやそうするしかない。しかし、なるべくなら自動車の運転をしたくないと考えている人間が自家用車を所有したところで一体何になるというのか。
それでは、他にどんな鎮め方が考えられるだろう。たとえばハワイ旅行は?海外旅行ほどわくわくするものはない。けれどもどうしても不安もつきまとう。それはとても一人じゃ抱えきれないほどの不安である。
現地でなにかのトラブルに巻き込まれる気がしてならない。つまらない手違いで旅費が無駄になったりしたら悔やんでも悔やみきれない。それを避けるためには細かいところまで気を配る必要がある。その緊張感を想像するだけでどっと疲れてしまう。
他方、家でおとなしく過ごしていれば、将来のことなど考えない限り不安を抱くこともない。それにお金もかからない。そういうわけで今決意を新たにした。目標を達成した暁には無為の日々を送ろう。来年は一切何もしない。これだ。
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