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本質的な楽しみのために、「しんどいこと」もちょっとは必要なのだ 【ランニング日記1/20(月)〜24(金)】

1/20(月)   

むすめを保育園に送るために外に出た瞬間、あぁこれは気持ちよく走れそうだ、と、思った。寒すぎず、空気はからっとしていて気持ちいい。ちなみに、サウナのあとの外気浴にもこういう気候は良い。

ただしこういう予感というのは、ランニングにおいてはしょっちゅう外れる。こういう日に限ってしんどかったりするのだ。過度の期待は禁物なのである。

だけど今日は予感通り、なかなかきもち良く、ペースも安定して走れた。ゆっくり、と思っていたけれど、それなりにスピードにものれた。めっちゃ寝たからだろうか。

明日は朝イチで移動して、大好きな女優さんの取材。(なので、たぶん走れない。)楽しみだ。

頭の中であれこれ取材の構成を考えながら走る。がんばろう。

1/21(火)


朝イチで取材につき、さすがに走らないでいいな、と、昨日思っていたのだけど、いや今日は5キロの日だしこういう時こそ…と、たまに顔を見せる、謎の意識の高さを発揮し、六時に走る。自分でも驚く。

まだ夜明け前の道、いつもと違う景色で楽しい。すれ違う人も見かけない人だらけで、なんだか新鮮だ。

今日の取材の段取りをなんとなく、考えながら走る。

調子がいいとか悪いとか、そういう「ランニング」のことを一切考えず走ったら、なかなかすんなり走れた。夜明け前のラン、気持ちいいな。なかなか出来ないけど。

1/22(水)

10キロ走る日、朝イチで打ち合わせ、昨日早く寝ようと思いながらまた夜まで仕事、朝起きれず、走る時間なし。

と、いう、もはや何回目だよそれ、というこの状況。

全く時間はないので、その時間がない中で考えた結果、「3キロを速く走る」こととする。

私の目標は、「毎日走る」なので、とにかく10キロの日に10キロ走れなくても1キロでもなんでも走ることが大切なのだ。しらんけど。

こないだ4キロの日に5分17秒だったので、せめてそれより速く、と思って走った結果、5分13秒であった。ま、まあいいか・・・

考えてみれば、何のストレッチもなく、いきなり走り始めて、たった3キロを「速く走ろう」というのも無茶な話ではある。ただ、息子はこないだマラソン大会の練習で1キロ5分を切ったと言っていたぞ・・・負けるぞ息子に・・・

だけどまあ、私の毎日において、「短い距離を速く」という、瞬発力を試される機会はそんなに多くない。というか、ほとんどない。

うりゃーーーーー!と、気合で乗り切る場面というのが今のところとても少ないのだ。

でももちろん、人生にそういう局面はある。そして長い人生で見た時、私にとって今年は、少しだけそういう、うりゃーという気合が必要な一年になる気がしている。そういう瞬発力の訓練みたいなものをたまにしながら、長い距離を、自分のペースで走れるようになっていくということも、あるかもしれない。

と、思いながら、今日はうりゃーーーーーと、心の中で(とてもめずらしく)叫びながら走った。

たまにはうりゃー、も、いいものだ。

1/23(木)

またもや朝起きられない。何度目だ。デジャブだ。

昨日、3キロしか走っていないため、今日こそ10キロ、のはずが、この時間だとまたもや朝イチの予定に間に合わない。

さらに、天気は雨。これは雨のせいということにして走らないという手もある。別に走らなくたって誰も困らない。人生には、走らない日だって必要なのだ。だいたいなんでわざわざしんどい思いをして、毎日毎日走り続けなきゃいけないんだ。私はそもそも走るより寝る方が好きだ。走るなんてむいていないのだ。

と、あれこれ考えながら、気づけばウェアに着替えている。あほなんじゃないかまじで。

むすめを送ってから、7キロだけ走ることにする。明日こそ、10キロ走ろう。なんだかんだ、やっぱり、「走らなくなること」が、私はいちばんこわいのだろう。

それはたぶん、自分をまったくもって信用していないからだ。それはとても正しい感覚だと思っていて、私ほど信用できない人間もなかないない。なんせ免許の更新すらまともにできないのだ。理由をつけて一日走らなかっただけで、一生走らなくなるとか、まじでありえる。

だからなにがなんでも、「習慣」ぶって身体にしみこませること、そのための努力というか精神との戦いみたいなものは、けっこう必要なのです。

そんなわけで、小雨の中5キロ。タイムはぜんぜんよくない。でもまあ、今日もあれこれサボる理由を考えながらも走った。よくがんばりました。

1/24(金)

朝起きたら、ランニング用のスパッツ(レギンス?)が、全て洗濯されたまま、洗濯機の中に入っていた。オットが洗濯機を回したものの、干す時間がなくそのまま家を出たらしい。スパッツ(レギンス?)がないとさすがに寒い。走れないじゃないか。(喜んでなんてないよ。)

久々に、走らずに家を出て、打ち合わせに出かけた。

打ち合わせが終わってから保育園の保護者会までの時間に走ろうか…と、思っていたのだけれど、帰ったらそんな時間もない。

致し方ない、今日は諦めようか…と、思うものの、今週は距離が足りていない。走らねば…という謎のプレッシャーも感じる。結局、夕食後に10キロ走ることにした。なんてえらいんだ、信じられない。

走りながら、ああしんどいなあ、と、今日も思う。でも帰ったら家には子どもたちがいる。一杯くらいビールも飲もうかな。走った後のビールはきっとめちゃくちゃおいしいだろう。

やっぱり走ることで、そういう、ふつうのしあわせが、ぐんと大きく感じられる、という部分はある。

私は食べることも大好きだし、なんなら寝ることだって大好きだし、いつまでもソファにねっころがって本を読んでいたい。でもそれだけだと、まあ確実に体重は増える。

私は同時に洋服が好きだし、どうしてもいつも、好きすぎる洋服を、私ごときで申し訳ないけれどもできるだけ、その洋服が持つ良いところを引きだしながら着ていたい、と、やっぱり思っている。そのためにそれなりに、自分にとっての(あくまでも自分にとっての)ベストな体重を維持したいと思っている。まあ、しょっちゅう増えはするけれども。

そのためにはやっぱり、一定の運動が必要なのだよな、と、走りながら思う。別に根性論が必要なわけじゃなくて、ただ単純に、ある程度の「しんどいこと」というのは、本質的な楽しみのためには必要なのだ。走っているとそれが、身にしみてよく分かる。

それにしても、走りたくない一週間だった。いやいつものことだけど。でもなんとか時間をやりくりしながら走りきった。今週もおつかれさまでした。

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