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ぐっと入れた力を解放していく瞬間が好きだ 【ランニング日記 2/17(月)〜2/21(金)】

2/17(月)

朝からまた、息子と一悶着。その結果、私もPTAのために学校へ行かなくてはいけない時間が迫り、走る時間がなくなる。

ぐちぐち言いたくなる気持ちをこらえ。。ることができればいいのに結局ぐちぐち言ってしまい、これではいかん、と、むすめの習い事のあと、夕飯の前に走ることにする。

5キロ、7キロ、と距離をのばし、結局10キロを走り切る。

いろんなことがある、思い通りに進まないこともある、でもとにかく、私は今日も走った。そういう実感の積み重ねは、結構大切だな、と思う。

思えば学校へ行き、原稿を書き、さらに(歩いて)むすめの習い事の送迎をし、走り、また原稿を書き、私もそれなりにがんばっているのではないか、と、そう思えなくもない。まあ、どれもへなちょこだけど。

走って帰ってきたら、子どもたちがやたらとかわいく思えた。おいしいごはんを作って、明日もゆるっとがんばろう。5時起きだけど。

2/18(火)

5時起きで取材。ねむい。もちろん走らず。ここで走るのがカツオさんやエイオキかもしれないけどさすがにあの二人でも5時前に起きて走ることはなかろう。いや、わからんけど。

2/19(水)

多忙なる一週間。基本的にわたしはひまな人なのですが今週ばかりはまぁまぁ結構な、多忙。

ただ、そんな時こそ走るというか、走る時間を確保することを諦めない、というのは結構大事だな、と、思う。

走らなければ仕事をする時間は約一時間増える。でも、「習慣」を削ることで、仕事の時間を捻出するというのはやっちゃあいけない、と、わたしはなんとなく思う。

なので、洗い物の山と洗濯物の山と散らかったリビングと返さなきゃいけないメールの山はいったん見なかったことにして、走る。

寒いけど、よく晴れていてなかなか気持ちいい。まあ、しんどいものは、しんどいけど。

もうすぐ形になる(であろう)仕事のことを考える。不安も山のようにあるけれど、形になっていくのをみるのは本当にうれしい。誰かの心をふっと軽くできるような、そういう仕事をしていけたらいいなとおもう。

ついでに私のランニングしたくない気持ちもふっと軽くならないものだろうか。

2/20(木)

この、「走りたくない。」から始まる1日はいつか変わるのだろうか。あぁ走りたい!と思いながら目覚める日は来るのだろうか。今のところ私のモチベーションは、「今日は5キロでいい。。!」だけである。なんのために走るのだ。

今日は5キロでいい。。!はずなのだけど、まぁそれですら走りたくなくて、先に仕事を片付ける。もうここのところ、走る、仕事、サウナしかしてない。家のことを何もしていない。ねこが呆れている。

天気が良く、ほどよく気温が低い。疲れすぎず良い形で終える。タイムはまぁ、今日も地味。昨日とたぶん、全く同じだ。地味なのだ、とにかく。

走っていると、あぁ、あれやらなきゃ、というのが次々と思いうかぶ。のだけれど、走り終わった瞬間全て忘れている。これはいったいどういう仕組みなんだ。走りながら仕事ができたらいいのに。

。。。いや、それはだめだ、走ることのいいところはたぶん、同時に仕事も子育てもTwitterもできないところなのだ。

そこでただ、自分とだけ向き合えるところなのだ。

2/21(金)

起きた瞬間、のどが痛い気がして、「これはのどが痛くて走れないのでは!」と、思って身体を起こしてみると、全くもって痛くなかった。とうとう、走りたくなさすぎて錯覚まで起こすようになった。どう考えても健康的とは言い難い。

起きてみれば寝不足の割には至って健康だったので、泣く泣く10キロを走る。

目の前を、一羽の鳥が、スーッとまっすぐに飛んでいく。羽を全く動かすことなく、その直前の動きの余力を使いながら、力を抜き、それでいてとても美しく。

そういえば私は、こういう動きがすごく好きだな、とふと思う。例えば泳ぐ時も、壁を蹴って蹴伸びをしている時が一番好きだ。ぐっと力を入れた後、その余力を使ってスーッとと前に進んでいくあの瞬間。

サウナであれば暑いサウナと冷たい水風呂で息を切らした後、外気浴でぼーっと休憩する時間が一番好きだ。泳ぎ疲れた後、ハンモックにただ揺られている時間が好きだ。

身体に力を入れた後、その力を解放していく瞬間が好きなのだろう。だから、これだけ毎日毎日しんどくても、走り続けるのかもしれない。「走り終える」その瞬間のために。

だからこれだけ負けてもヤクルトを見続けるのかもしれない。「勝つ」その瞬間のために。

…いやそれは違う、今年はくれぐれも16連敗だけはやめてくださいねよろしくお願いしますね!

ありがとうございます…! いただいたサポートは、ヤクルトスワローズへのお布施になります! いつも読んでいただき、ありがとうございます!