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ヤクルトにまつわる遠征の旅行記

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ヤクルトスワローズのおかげで出会ったあれこれ、遠征の旅行記。
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おいしい松山、まとめました。 【ヤクルト秋季キャンプ2019】

おいしい松山、まとめました。 【ヤクルト秋季キャンプ2019】

10年ほど前、おいしいものはだいたい東京にある!と、思っていた。そして実際、多かった。と、思う。旅はそんなに「おいしいもの」を目的とはしていなかった。

だけど最近、地方が楽しいなあと思う。SNSで良いものが可視化されたのか、SNSをうまく活用して地方でやっていけるお店が増えたのか。どちらにしても最近はどこかへいくたび、おいしいものに出会う気がする。

さて、ヤクルトを好きになって初めて、松山とい

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阪神ファンと、広島ファンと、ヤクルトファンと、オールスターと。【7/13オールスター戦○】

阪神ファンと、広島ファンと、ヤクルトファンと、オールスターと。【7/13オールスター戦○】

「お昼くらいに集合してお好み焼き食べに行こうよ。とりあえずお好み焼き」

いつものことだけれども、この人たちとの約束はぎりぎりまでとてもゆるい。「お昼くらい」が何時かもよくわからないし「お好み焼き」のお店がどこにあるかもわからない。近所に住んでいる友達じゃないのだからもう少し計画的にきっちり物事を決めても良いのでは、と思うけれども、もう10年ほどこんな感じでやってきているので今更変えられるわけもな

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「泡盛」ではない沖縄の島酒、「イエラム サンタマリア」を求めて

「泡盛」ではない沖縄の島酒、「イエラム サンタマリア」を求めて

「泡盛」ではない「島酒」に会いに
沖縄のお酒といえば、もちろん泡盛である。お酒というのは、それが生まれた土地で飲むのが一番おいしいので、もちろん泡盛は沖縄で飲むのが一番おいしい。沖縄で飲むオリオンビールは本島の7倍くらいおいしい(個人比)。

ところが「島酒」として、泡盛ではなくラム酒を作っている島があると聞き、どうしても訪ねてみたくなった。奇しくも、二週間後に私は沖縄旅行を控えていたのだ。そう、

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松山の競輪場で食べた中華そばの話 【松山キャンプ番外編・旅行記】

松山の競輪場で食べた中華そばの話 【松山キャンプ番外編・旅行記】

坊っちゃんスタジアムの周りには、驚くほど、なにも、ない。とにかくご飯を食べるところが見当たらない。コンビニとかもない。だから事前に飲み物とかちょっとつまめるものとかを用意していくことをお勧めします。

私たちはキャンプ見学の1日目は、鬼たちにしごかれる選手を残し、ごめんねたいしみたいな気持ちになぜかなりながら道後までランチを食べに行った。

ただし、二日目はめちゃくちゃ楽しみにしていたヤクルトVS

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カズオ・イシグロとヤクルトの記憶について

カズオ・イシグロとヤクルトの記憶について

ノーノーを持ってあっけなくシーズンが終了してからの日々を、私はなかなかの喪失感をもって過ごしていた。いや、というか正確に言うと、「毎日ヤクルトの試合があったあの頃ってなんてしあわせだったのだろう・・」と遠い目をしながら毎日過ごしていた。

あんなに深く傷ついたはずなのに。もう二度と見ないと何度も誓ったはずなのに。思い出はいつもきれいだけどそれだけじゃお腹がすくわとジュディマリも歌っているのに。

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うどんバカ一家のおいしい四国、道後温泉編 【松山キャンプ番外編・旅行記】

うどんバカ一家のおいしい四国、道後温泉編 【松山キャンプ番外編・旅行記】

150キロはなかなか遠いのではと他人事のように思っていたのだけれど、思ったよりずっとあっさりと、目的地の(そう、目的地はここである)坊っちゃんスタジアムに到着した。まあもちろん、私は運転していないからなのだけれど。

私は免許こそ持っているものの、それはかつて高速道路もない宮古島にて取得した免許であり、よって世界平和と交通安全のために運転はしない主義なのである。

「四国はおいしい」ということを知

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松山に行くはずが高松に降り立った話【松山キャンプ番外編・旅行記】

松山に行くはずが高松に降り立った話【松山キャンプ番外編・旅行記】

週末に温泉でも行こうかーとか話していたのが、いつの間にか「松山にヤクルトのキャンプを見に行く」という話に膨れあがっていた。思いつき家族というのはほんとうにおそろしい。良い子はまねしちゃいけない。

どうして良い子はまねしちゃいけないかというと、それには理由がある。思いつきで旅に出ようとすると、当然のことながら、希望の飛行機も宿も取りづらく、予算内に収めることが非常に困難となるのだ。当たり前のことを

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