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教えて!お金の神様「家計簿をつけた方が良いですか?」

Q. 家計簿をつけた方が良いですか?

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A. 私は家計簿を無理につける必要はないと思います。

なぜなら給料から天引きで貯金をする習慣を作ってしまえば、目標額に向かって貯金をしていくことになり、「家計簿いらずの家計改善」方法を実現できるからです。今は得ている給料の全部使っている習慣から「先取り貯金」で給料から天引きするようにすると貯金分を引いた残りの給料で生活する習慣に変わるようになります。それでも、生活費が足りなくなるという心配になるのなら食費を封筒で週ごとに分けて使うなどすれば良いので、頑張って家計簿を付ける必要はありません。

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よくわかる解説

私は家計簿を無理につける必要はないと思います。もちろん、習慣的に家計簿を付け続けられる人や家計簿アプリの活用して家計簿をつけることは良いことだと思います。しかし、もし「家計簿を付けるのは苦だけど、付けた方がお金が貯まるから」という目的で頑張って家計簿を付けているのなら不要だと思います。なぜなら「家計簿いらずの家計改善」方法があるからです。
お金を貯めるために重要なことは、初めに貯金ありきとする家計の考え方です。

まず、最初に「いくら貯めたいか?」の貯金目標を決めてしまいます。決めた貯金目標に合わせて、給料から強制的に最初に天引き貯金(先取り貯金)をします。例えば今、手取りの給料が25万円の人が毎月5万貯金すると決めたら最初に貯金をした残りの20万円で生活をやりくりすることを推奨しています。残ったお金でやりくりできるか心配になるかもしれませんが、きっとやりくりできるようになりますので安心してください。例えば、新型コロナウイルス感染症の影響で収入ダウンした人やテレワークの働き方に切り替わって残業がなくなり、収入が3万円減ったという方もいると思います。しかし、このように収入減っても即赤字の生活になったり、借金をしてしまう人はほとんどいないと思います。給料が減っても節約をして、収入に合うように生活するようになります。

今回、質問をしてくださった方は貯金がほとんどないとのことでしたが、貯金はないが借金もないということは、つまり、今はある給料を全部使っているということです。だから、見方を変えると天引きで「先取り貯金」してしまえば、少なくなった手取りの給料で生活するようになると思います。例えば、給料が手取りで20万円なら3万円を先取り貯金をすると17万円で生活する必要がありますが、減った中でもなんとか生活しようときっと最適化されてきます。だから、まず貯金ありきの考えで「先取り貯金」をして貯金をしてしまえば、敢えて家計簿を付ける必要もなくなります。

それでもお金が使い過ぎてしまう方は、食費など大きな支出の予算を決めて生活することをお勧めします。決めた予算分のお金を封筒に入れて使うようにします。例えば、我が家の食費は一ヶ月5万円と決めた場合、予算を4週分(12500円ずつ)に分けて封筒にいれて、その金額内でやりくりする。もちろん子供の誕生日などの記念日だからと少し豪勢にして、予算を超える週も出ると思います。そういう時はペース配分で他の週で節約して調整すれば良いと思います。この封筒に1週間の予算を分ける方法は、家計簿を付けるよりも負担が少ないので続けやすいと思います。私が家計簿を無理して付けなくて良いと言うのは継続することが大変だからです。

家計簿も長く継続して付けて定期的に検証しないと家計の改善はされません。しかし、天引きで先に貯金をしてしまってから残りのお金で生活するようにすれば、目標の貯金額が貯められる家計体質に変わってきますので、無理して家計簿を付けなくても大丈夫だと思います。


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