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お金の神様 虫鹿恭正「最高のプレゼントの定義とは」

今まで生きてきた中で「思い出深いプレゼント」を紹介します。
私の歳は41歳です。これまでたくさんプレゼントをもらってきたということを改めて実感できました。もちろん、贈る側もプレゼントをする為にお金を使っています。このたくさんのプレゼントを通じて私のためにお金を使ってくれたことを振り返りつつ、特に「どれが嬉しかったんだろう?」と今までもらったプレゼントを思い出してみましたので紹介します。

ひとつ目の印象に残った思い出のエピソードとは?

ひとつ目の話は、私が小学校4年生の頃の話です。
当時、少年野球部に入っていました。私は左利きで、(野球やってる方はご存知だと思いますが、)守れるポジションが限られていて、私はファースト(一塁)を守っていました。ファーストには、ファースト専用の指が方がまんまるのファースト専用のグローブがあり、私はそのグローブが欲しかった。ちょうどクリスマスの時で私は当時はまだサンタさんの存在を信じていましたので、「サンタさんにグローブが欲しいんだ」と伝えないといけない。だけど、サンタさんに直接言えないので母親にクリスマスの前「ファーストミットが欲しいな」とつぶやきました。そうしたら、母がサンタさんに成り代わり「息子の為にファースト専用のグローブを買ってやろう」と買って枕元に置いてくれました。

ひとつのトラブルから知ってしまう衝撃の事実

12月25日の朝、ラッピングしてあり、母は喜ぶ顔が見たかったのでしょうね。明け方に起きて、私は2階の部屋のベットで寝ていて、母は1階で料理作っていて、私は起きて「サンタさんから夢のファーストミットのプレゼントが届いたよ~」と喜んで開けた瞬間、びっくりしました!
ファーストミットが入っていましたが、それは「右利き用」だったのです。
(私は左利きなのに)寝ぼけながらも興奮してはめようとおもったらはまらないなと思ったら「右利き用」のファーストミットでした。

母はグローブに右利き用、左利き用があることを知らなかったんでしょう。
店員さんにも聞いたって買ったとは思います。ファーストミットは特殊なグローブなのでおそらくスポーツ用品屋さんでもファーストミットの商品は少ないと思います。左右があることがわからなく、右を誤ってプレゼントしてしまったと思います。

開けた瞬間嬉しくて、早速グローブをはめようと思ってもはまらない私はショックのあまり泣いちゃいました。母が「やすまさどうしたの?」と1階から来たので、「グ、グローブが右利き用なんだ」と泣きながら言って。母は「うん、わかった、今日小学校が終わったらすぐスポーツ用品店に行こう」と言ったので、(サンタさんからのプレゼントだと思っている私は)「えっ、そんなことはいいから」と言ったのですが、母は「いいからとにかく行こう」と言いました。

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(学校終わった後に)スポーツ用品店に行って「(店員さんに)これすみません先日購入したんですけど~」と言ったので、「購入ってあれ??母ちゃんが購入したの!?」と思いました。無事に「左利き用」のファーストミットに取り替えてもらえましたが、その時を最後に「サンタさんはいない」ということを知ってしまいました。しかし、一生忘れない思い出深いプレゼントになりました。ハプニングもありましたが、すごい嬉しかったからプレゼントだったので母から見るとこのプレゼント、図らずも「生き金」になったのです。普通に母がファーストミットの左利き用のグローブを知っていて待額なく購入していれば、それは単に嬉しかった思い出だけで終わっていたと思います。あのグローブはもう存在していないと思うんですが、私の心に一生死ぬまで残っています。(そのような意味で)とても良い「生き金」になりました。

もうひとつの印象に残った思い出のエピソードもご紹介

もうひとつプレゼントのお話をします、マフラーです。マフラーといっても値段は普通のGAP(というブランドの)マフラーです。2000年から使っている、これも私にとって壊れるまで一生使いたいマフラーです。
これ彼女(妻)と付き合い始めた当初(2000年)にもらったマフラーです。

初めて二人で東京へ行った時、クリスマスシーズンに原宿のGAPで始めて買ってもらいました。嬉しくておそらく値段もGAPなのでそんなに高くないと思います。3、4千円くらいだと思いますが、嬉しくて一生これ大事にしたいです。
先ほど、電卓叩いてみました。これまで20年で3、4千円だと月々の使用料にすると20円くらいになります。厳密にいうとマフラーは冬しか使わないのですが、それでも値段に変えられないくらいとても良い「生き金」になっているプレゼントです。

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虫鹿式「最高のプレゼントの定義、公式」

私なりに「最高のプレゼントの定義、公式」を作ってみましたので、紹介します。
まずは、「シチュエーション」が大切です。
シチュエーションは「少年野球でファーストを守らせてもらえるようになった。そして、ファースト専用グローブが欲しい!」などのようなことです。そして、「ストーリー」が大切です。
次に「12月にサンタさんからの一番欲しい」という「ストーリー」、物語がとても大事だと思います。
最後に、「タイミング」が大切です。
「初めての東京旅行でクリスマス」とてもいいタイミングですよね。
また、「クリスマスに今僕が欲しい物をプレゼントしてくれる」こともいいタイミングです。ここの大切なポイントはプレゼントに「お金を掛ければいい(価格が高い)」ということではないということです。思い出に残る物や出来事が良いです。お相手が「今、どんな状態なのか」「どういう立場なのか」などを考慮して演出家になってみましょう。相手の立場になってドラマチックなストーリー、絶好のタイミングは想像しながら進めてみましょう。

ダメなプレゼントの例も・・

ここで逆にダメなプレゼントの仕方の例をを紹介します。
私が中学校の頃、好きな子にプレゼントをしました。その子は、もちろん僕のことを好きではないです。(今から思うと)私は相手のシチュエーションは何も考えてない物をプレゼントしました。
私が夏休みを利用して、東京の原宿へ遊びに行きました。当時は芸能人ショップが流行っており、とんねるずさんショップとか加藤茶さんのショップがありました。その時に私が大好きだった芸能人の田代まさしさんのショップに行きました。岐阜に住んでいたので「東京に行った」と言っただけで相手が喜ぶ変な妄想してしまいました。(田代まさしの)マーシーTシャツを買って、その好きな女の子にプレゼントしてしまいました。
渡した夏休みの終わりのタイミングもどうでしょうか。相手のタイミングや立場を一切考えてないですよね。しかも、送る物は(貰う側は好きではない)マーシーTシャツでしたので、私のことを嫌いになったと思います。これは私にとってとても良い駄目な思い出になっています。 

まとめ

最後にまとめですが、贈るものは値段ではありません。
相手にとって最高のシチュエーションで渡すなど、ストーリー、タイミングを掛け合わせれば、お金の大小関係なく喜び自分が大切な家族、パートナー、友人知人などお世話になっている人にシチュエーション、ストーリー、タイミングっていうものも図りながらプレゼントをすると良いと思います。

お金を「生き金」にしてもらえるときっかけとなったら嬉しいです。

YouTubeでこの内容の動画を公開しております。ぜひ動画もご視聴お願いします。

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