蒸しゴリくん

「とある人とサウナに関する物語」をフィクション9割、2000〜7000文字くらいで書い…

蒸しゴリくん

「とある人とサウナに関する物語」をフィクション9割、2000〜7000文字くらいで書いてます。

最近の記事

汗と機械

太郎はサウナが好きだった。仕事のストレスや人間関係の悩みを、汗とともに流す感覚が心地よかった。彼は毎週、近所の銭湯に通っていた。そこは古くて小さな施設だったが、サウナの温度や湿度が絶妙で、常連客も多かった。 ある日、太郎はいつものように銭湯に向かった。入口でチケットを買って、脱衣所に入ると、いつものロッカー番号が空いていた。彼は服を脱いで、タオルを持って浴場に入った。まずは体を洗ってから湯船に2〜3分浸かり、水風呂に入ってから、サウナ室に入るのが彼の流儀だった。 サウナ室

    • 願いを叶えるサウナハット

      楓はサウナが大好きな女性だった。彼女は毎週、近所の銭湯に通っていた。だが、今日は時間があったので新規開拓してみようかなと思い、久しぶりに足を伸ばしてみた。 お風呂は最低限の数、サウナは好み、客層もすごくいい、清潔感もある。SNSとかで見かけないのを疑問に思うくらい、素晴らしいサウナに出会えた。 楓は銭湯の売店で帽子を見つけた。それはサウナハットというもので、あまりにも可愛くて楓は興味を持ち、売店のおじさんに値段を聞いてみた。 「これ、いくらですかー?」 「37000円

      • サウナとカワウソでととのう

        ※この物語の9割以上はフィクションです。 「あー、疲れた……」 歯科助手の麻理は、仕事帰りに自宅のマンションにたどり着いた。一日中患者さんの口の中を見ていると、肩や腰が凝ってしまう。それに今日は特に忙しかった。予約がぎっしり詰まっていて、休憩もろくに取れなかった。 「コロちゃん、ただいまー」 麻理は玄関を開けると、リビングから小さな足音が聞こえてきた。それは麻理が飼っているカワウソのコロちゃんだった。コロちゃんは麻理のことが大好きで、帰宅するといつも玄関まで迎えに来て

        • サウナで燃える悪魔の罠

          私は仕事ができない自動車整備士です。今の会社は2度目の転職先であります。ある日、車の修理を頼まれましたが、うまくいかずにクレームを受けました。落ち込んだ私は、友人に「無料券貰あるから一緒に行こう」と誘われて、無人のサウナ屋に行くことにしました。サウナは割と好きで、汗を流すと気分がスッキリするからです。 友人と、とあるサウナ屋さんに着き、箱に無料券を2枚入れ、ロッカールームに入りました。そこで、あなたは奇妙なことに気づきました。ロッカールームには他の客が誰もいませんでした。普

          サウナとズボンのチャック〜失敗が導く新たな発見〜

          ※初記事です。とりあえず毎日暇なんで、サウナ物語作りました!内容のクオリティより、とりあえず挑戦してみようってことを優先することが大事と思ってるので、内容クソです!クオリティは徐々に上げていけたらなーって!今後も気が向いたら更新していこうと思ってます。 朝、目を覚ますとサウナの日だということが頭に浮かびました。サウナは私にとって、一週間の疲れを癒し、新たな活力を与えてくれる最高の場所です。それはまさに魂のオアシス。そんなサウナに行く日はいつもワクワクしてしまいます。 早速

          サウナとズボンのチャック〜失敗が導く新たな発見〜