ひどい言葉と優しい君。

僕は君が思っている程いい人じゃないよ。
汚くて酷いことを考えているんだ。
生きたまま皮をひっくり返して塩まぶして犬に咥えさせたい。
コソコソ笑っている女の子たちも嫌だ。
口の中に生ゴミ突っ込んでやりたい。

リバーズエッジのこのシーンが死ぬほど好きなんだ。山田くんが格好良いからとか酷い人だからとかじゃなくて、正直だったから好きなの。初めて聞いたときは衝撃が走って、動けなかったよ。

今日ね、いじめられる子猫の話を聞いたんだけど、そいつらも死ねば良いと思った。あいつらよりとても綺麗で純粋で愛を知っている子猫の方が生きる価値はあると思うんだ。君はどう思う。

え、そうね。私はそこまでは思えないかも。本当に死んじゃったら怖いじゃない。

そうかな。僕は本気であんな酷いやつらはいなくなってほしいと思ってるよ。でも僕も僕がなんで生きているのか分からないんだ。弱くて酷いことばかり考えてる、汚い僕のほうが生きる価値がないんじゃないかって時々怖くなる。でもね、君と話すとこんな僕でも生きていて良いと肯定されているような気持ちになるんだ。


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