
僕が考える、情報発信(セルフメディア)の未来
僕がブログを始めたのは約2年半くらい前の2015年後半です。
ブログの基本的な収益化の方法はGoogleアドセンス広告を記事中に貼り、読者にクリックしてもらうことで数十円を頂く、というものです。ワンクリックは大したことはありませんが、これが何十万PVとなればそこそこの金額になります。
この広告モデルは今後どうなるだろうか?と考えてみると、正直、徐々になくなっていく(衰退していく)のではないか?と思っています。
なぜなら、広告はどこまでいってもユーザーにとってもウザいものであり、それはブロガーなどのクリエイターにとっても同じだから、です。
つまり、現状では、それしか方法がないから、仕方なしに広告を目にしている、貼っているという状態だと思うのです。
あらゆるネット上のサービスがユーザー目線で日夜改良を重ねられている中、Googleアドセンス広告がどこまでウザい存在でい続けられるのか、かなり疑問です。
そのうち今の形の広告は無くなるのではないか。
情報の価値は限りなく”0”になった
そもそもなんですけど、今は”情報そのもの”の価値は限りなく0円になってきています。お金を払うほどでもない。
本を買う代わりにネットで「本のタイトル 書評」と検索すれば、優秀なブロガーが要点をまとめてネットにアップしてくれています。わざわざ買わなければならない本はかなりニッチな分野の本だけに限られます。
最近売れた本では、「お金2.0」とかも全く同じですが、ああいった本は「参加券」としての付加価値があり、「何かしら熱狂の渦に飛び込みたい」という人があえてお金を出して買うのだと思っています。つまりは体験価値を得るためのツールとしてわざわざ買っているのではないでしょうか。
買ったことを写真付きでInstagramやTwitterなどのSNSで投稿することで、その渦の中に自分がいることを体験できる。
編集者の箕輪さんは、その熱狂の渦(付加価値)を作り出すのが上手で、だからこそ本をたくさん売ることができる。
少し前のAKBの握手券と似たような構造です。つまり、純粋な情報自体の価値は限りなく0になっています。これは出版業界だけでなく、他の業界を見渡しても同じ景色が広がっています。
コンテンツ本体は限り無く無価値化し、その周辺の背景や文脈がコンテンツの価値を決めると時代になっています。
じゃ、どうやって情報発信(セルフメディア)で収益を得るのか
結局のところ、情報発信でお金を得るには、情報発信の元である発信者に興味を持ってもらうことが大前提になってくると思います。
もちろん、前からそうでしたが、もっとその傾向が顕著になってくる。
僕も最近このnoteをやってみようと思い始めてチョロチョロ書いているわけですが、そういった感覚もあり、情報自体というよりも自分を出す場が必要だと思ったからです。
noteなら音声や動画を投稿しやすいので、より自分を出しやすい。
で、結局は、アフィリエイトを含めた全ての広告をブログ記事に張らずとも、下にある「サポートする」というところから投げ銭を頂けるようになるのが理想、と思っています。
情報自体は無料。(たまに有料記事も書いてみますが、実験として。)
でも、わざわざ払わなくても良いお金を払ってサポートしてくれる。
そんな情報発信の形がこれからは求められてくるのかな、と思っています。