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20卒、三菱商事に内定したA子さんへのインタビュー記事

こんばんは、マッスルバックです💪

今回は、前々から言っていたインタビュー記事を載せます。

話を聞いた相手は、20卒で三菱商事に内定した人です。

先に内定者の紹介をしますと、理系の化学系学部から化学系大学院を経て次の4月から社会人になる女性です。学部生の頃に1年間の留学経験があります。

そんな彼女にインタビューをして、私自身改めて感じたことがあります。
この記事を通して、商社に対してハードルが高いと思っている人の先入観を無くしたいと思います。


それと、普通のお喋りをするために会ったので、具体的な就活の話はできませんでした。申し訳ないです。


さて、さっそく聞いた内容、感じたことを載せていきます。

(実際には以下で載せているような堅苦しい質問・回答はしていませんが、わかりやすくするために私なりの理解を含めて書いています。)


Q .なんで商社を志望したのか。
A .商社として食品系に関わる営業をしたかった。
→人事などは全くやりたくなく、とにかく営業を希望していました。

Q .他にどこの選考受けていたか。
A . コンサルと5大商社だけ。
→コンサルは早々にアクセンチュアの内定をもっていたそうです。
そういった余裕もあり、日系企業の就活では5大商社だけ受けたそうです。
最後はアクセンチュアと三菱商事のどちらに行くか迷ったそうです。
周りの人からは、「どう考えても三菱商事だろ」とツッコまれたようです。
迷った理由は、アクセンチュアだと女性が優遇されるらしく、出世も早いのだとか。また、歩合性のほうがやる気が出ると言っていました。

Q .いつから就活を始めたのか。
A . コンサルの内定は1月、商社の就活は3月。

Q .OB訪問数はどれくらいか。
A . 三菱商事の3人だけ。
→OBに「君は受かりそうだ」と言わせたらしいです。少なからず選考に関係していると思います。ただし、そこまで言われなくても受かる人もいます。

Q .面接は毎回手応えあったか。
A . ケース面接で落ちたと思った。最終面接では、お偉いさんに「なるほどね〜」を2回言わせたので手応えがあった。
→ケース面接では、回答に対して「言っていることがわからない」と言われ、再度説明させられたようです。それで落ちたと思っていたが、結果受かっていたそうです。
2回目の説明では「面白い考えだね」と言われたらしく、やはり相手が”おっ”と思える返しができれば選考通過がグッと近づきますね。
企業は考えの異なる人達を採用したいわけですから、日頃から革新的なアイデアを考える練習は必要です。

Q .どんな話題を使ったのか。
A . 研究の話が主。留学していたが、自信をもって話せる内容がないので研究について話した。長期インターンの経験があったので、その話は予備でもっていた。ただし、それもそこまで誇れるものがないので、深堀されないように願っていた。
→留学経験があっても誇れるものがないので研究の話をした。上から目線っぽいですが、これは非常に感心しました。
だって、留学経験がある人ってたいてい誇らしげに留学経験を話しませんか?
真に頑張ったと言える内容をもっていない人でも留学経験を誇張して話しますよね。
長期インターンの話だって、普通は就活のネタにしそうなところです。

ところが彼女は、大学院生であれば誰だって話題にできる研究というテーマを”学生時代頑張ったこと”のメイントピックにしたわけですよ。
自分自身を分析し、ありのままの自分を出すために、真に頑張った研究の話をメイントピックに選んだ。これが自己分析による自然な結果です。
ちなみに共同研究していたらしく、その話をしたそうです。自信があったのでしょうね。

学生時代頑張ったことなんてなんでもいいです。独特のものでなくていいです。
自分自身の性格を話すことができる経験であればOKです。
それを志望動機に結びつけることができれば受かります。
それだけの話です。

Q .本当に商社でやりたいことは明確にあるのか。
A . ある。三菱商事は第一志望であった。最終では熱意を全面に押し出した。
→就活において熱意は重要ですね。三菱商事の最終ではかなり落ちるので、そこを通過できるだけの熱意と魅力があったのでしょう。「なるほどね」と納得させることができる論理と熱意があればそりゃ受かりますよ。

何も考えずに商社を志望しているのであれば、はやく別の会社に全力を切り替えたほうがいいと思います。やりたいことが明確にある人には勝てません。

一方、前に紹介した三井物産内定者が言うように、やりたいことがある人は思考力を鍛えるなど内定を勝ち取るために努力しましょう。内定が近づきます。

Q .どんな社会人になりたいか。
A . バリバリ働くキャリアウーマン。能力をつけてさっさと出世したい。
→就活とは少し話題がかわりますが、「出世するためには、たくさん怒られろ。」これはあるユーチューバーが言っていた言葉です。私も見習うべきことですが、今の時代は若者を怒らない時代です。したがって、上司は部下の足りない部分を感じていても心に閉じてしまうのです。部下である若者は自分の弱みに早く気づけないのです。
私は早く成長したいし、出世もしたいので上司に容赦無く指導していただきたいと思っています。成長したいのであれば、厳しくされましょう。
ただし、パワハラはよくないので理不尽だと感じたら周りに相談しましょう。


他に聞いたことは

・商社で最終までいったのは三菱だけ
・特に伊藤忠は自分と全く合っていないと感じた
・大きく分けると体育会枠、大学院生枠、帰国子女枠がある


はい。こんなところです。

改めて思ったことは、やっぱり普通なんです。1年ぶりに彼女に会いましたが、彼女は相変わらずごくごく普通の人でした。

人生設計を少し考えていて、やりたいことがある、普通にコミュニケーションを取ることができる。このくらいです。

商社の中でも三菱は別格と言われます。確かにそうかもしれませんが、チャンスは全員平等にあると思います。

私は大学生の頃、勝手な先入観から商社やコンサルを毛嫌いしていました。
しかし、今回彼女からお話を聞くと、当時の私にも内定のチャンスがあったように思います。また、商社は非常におもしろい企業であることがわかりました。

商社を毛嫌いしている人は、一度商社社員の話を聞いてみることをお勧めします。

商社志望の人は、周りを気にせず自分の言葉でES、面接を受けましょう。

こちらも参考にしてください。
三井物産、伊藤忠内定者の就活体験談が載っています。
https://note.com/muscleback7/n/n7e3d14f88a44

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