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前鋸筋の解剖学について

こんにちは!
パーソナルトレーナーの阿部です!

本日は前鋸筋について
お話しします。

前鋸筋と聞いても
パッとどういった筋肉なのかを説明できる人
は少ないと思います。

実際、一般の方であれば
前鋸筋という筋肉を知っているだけで凄いですし
前鋸筋のトレーニングをしている人もいるはずありません。

それぐらい一般常識では
前鋸筋まではわからないはずです。

まー私達のような
パーソナルトレーナーからすると前鋸筋は
お酒が飲めるのは何歳から?ぐらいに常識ですが。笑

その前鋸筋について
初めは分からなくても
少しずつで良いので学んで頂けたら嬉しいです。

それではさっそくいきましょう。

前鋸筋というのは
脇の下にあるギザギザしている筋肉です。

その名前の由来は
ノコギリの形状をしているからだと言われています。

ですから鋸という感じが使われているのですね。

前鋸筋は
肋骨から肩甲骨に向かって走行しています。

つまり作用は
肩甲骨と肋骨を動かすことです。

もっと専門的に説明すると
前鋸筋は第1肋骨〜第9肋骨から始まり
肩甲骨の内側縁(内側のふち)に向かって停止します。

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その際に前鋸筋は
肩甲骨の内側を通り内側縁に付着するというのが
ポイントです。

簡単に説明すると
肩甲骨の裏を通る=トンネルを潜るイメージです。

画像2

肋骨の前面から始まった前鋸筋は
写真黄色の位置から肩甲骨の下を通り
赤の位置へと付着します。

ですから肩甲骨という名の
トンネルを通るのです。

この前鋸筋の位置関係を見れば
作用も大体予想が出来るのではないでしょうか。

前鋸筋の作用は
肋骨が固定されているか
肩甲骨が固定されているかで
変わってきます。

例えば肋骨が固定されていれば
前鋸筋が収縮すると肩甲骨が動きます。

それは前方に肩甲骨がスライドしてきます。

これを肩甲骨の外転と言います。

画像3

これが前鋸筋の1つ目の働きです。

もう一つのパターンは
肩甲骨が固定されている場合です。

肩甲骨が固定されている状態で
前鋸筋が収縮すると
肋骨が上方へ持ち上がります。

これを肋骨の挙上と言います。

画像4

肋骨が挙上されると
胸郭が広がり、酸素がたくさん入ってくるので
呼吸がしやすい状態になります。

ですから前鋸筋は
呼吸筋でもあるのです。

このような働きが
前鋸筋にはあります。

今回は
前鋸筋の解剖学という事で
筋肉の始まりと終わり。

そして
作用について触れました。

次回は
前鋸筋のトレーニングについて
お話しします。

それではまた明日の18時に👋

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