見出し画像

※公演とは全く関係ありません

 noteってなんかこう、"仕事できる人がそれっぽいことを書いている媒体"みたいなイメージがあるので、実はちょっと苦手です。"タメになる話を書かないといけない"という圧をひしひし感じるといいますか。だからnoteよりは断然、何書いても許されそうなはてなブログの方が好きです。

 さてさて軽いnoteディスりから入ってしまいましたが、これはオフレコで。みなさん、お久しぶりです。もしくははじめまして。わたくし、4年のトクハラと申します。

 稽古場日記を書くのがあまりにも久しぶりなので、何を書いたらいいか困っています。なので最近聞いている音楽についてでも書こうかと思います。多分タメにはなりません。そして公演とも全く関係ありません。前に廣川くんも、"最後の足掻きを見せる4年生とフレッシュな1、3年生による形式・量・内容なんでもありな個性あふれる投稿をお楽しみに!"って書いてたし。いいよね。

(個性豊かな廣川くんの記事はコチラから)

その1 HELP EVER HURT COVER/藤井風

 最近話題になっているなと思いつつも、あまり興味がなかった藤井風さん。ですが、テレビでインタビューを受けている時の一人称が"ワシ"だったのにちょっとキュンとしてしまい、このアルバムを聞くに至りました。
 ほぼ毎日といっていいほど聞いているのですが、聞くたびに、"多分このまま聞き続けたら彼に恋しちゃうんじゃないか…!"と私の中の全細胞がソワソワしっぱなしです。というのも、伸び伸びとした歌声、大胆かつ繊細なピアノ、原曲の良さを残しつつも彼のカラーを前面に押し出したアレンジ、その全てがあまりにも魅力的すぎるのです。YouTubeの公式チャンネルにもいろんな人の曲をカバーした動画がたくさんアップされているのですが、歌っている時の楽しそうな様子といったら。好きにならずにはいられないです。藤井風さんはまさに、歌うために生まれてきた人なのだろうなあと思います。ちなみにこのアルバムの中だと、"Time After Time"が一番好きです。原曲?(というよりチェット・ベイカー版)の甘い雰囲気をすこーし残しつつも、爽やかで透明感のある一曲になっています。

その2 初恋/宇多田ヒカル

 去年の春頃がずっと聞き続けている一枚。
このアルバムを聞いていると、自分がこれまで大切な人に伝えたかったことと、多分これから出会いやがて大切な存在となる人へ送るであろう言葉を全て言われているような気持ちになります。宇多田ヒカルの言葉が持つ力強さに圧倒される一枚です。以下、表題曲"初恋"からの引用です。

人間なら誰しも
当たり前に恋をするものだと
ずっと思っていた だけど

もしもあなたに出会わずにいたら
誰かにいつかこんな気持ちに
させられたとは思えない
宇多田ヒカル/初恋

 メロディーも相まって、初めてこの一節を聞いた時は鳥肌が立ちました。人を本気で好きになった時の切実さが痛いほどよく伝わってくる。恐るべしです。その他の曲も聞いていてハッとします。一曲一曲が大切な人へのラブレターです。

その3 The French Dispatch

 みなさんは良いなと思った映画のサントラを聞く派ですか?それとも聞かない派ですか?わたしは聞く派です。良い映画は、劇中で使われている音楽もまたとても良いものが多いのです。
現在公開されているフレンチ・ディスパッチも、そんな映画の一つです。興味のある方は下記のリンクから予告編を覗いてみてください。(話よりも、映像や音楽を楽しむ映画だったなと思います。)

 耳に残る曲が多く、思わず口ずさんでしまうこともしばしば。特にL'Ultima Volta という小気味良い曲が頭から離れなくて、家でずっと口ずさんでいたら母に、「ノイローゼになりそうだからやめて」と言われました。愉快だったり少しおセンチだったり、様々な色の曲が収録されているので、映画を観ていなくても楽しめるアルバムだと思います。

 さて、最近聞いている音楽について紹介してみましたがいかがでしたか。気になるな〜と思ったらぜひ聞いてみてくださいね。誰かが書いた文章を読んで、全てを知った気になっちゃダメだよ。
 さすがに申し訳ないなレベルで公演と全く関係ない話を書いてしまいましたが、演劇研究部には音楽と映画を日々のエネルギーにしている人間もいるんだよ〜ということを知ってもらえれば幸い?です。(もう卒業しちゃうけどね!)

公演がんばるぞ〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?