サエキ飯店 目黒
昨年2019年4月にオープンして以来、一躍大人気となり予約困難になる→予約困難な店に行きたい人が集まる→更に予約困難になるという流れに乗ったお店。
香港料理とオレンジワインが特徴とか。
Facebookのページで時々予約案内が出るものの、ものの1時間足らずで全部埋まってしまう。皆どうやって予約してるんだろう。
今回は運良く友達が取ってくれたので念願かなって初訪問。
目黒駅から徒歩7分くらい。
カウンターと4人テーブル1個だけの店内。
店主一人でやられている。
料理はおまかせコース8,000円だけ。
一杯目は香港のビール。IPAだったような。
魚を蒸したものと豆の発酵ソース。
魚本体に塩が結構効いてる。それに負けないくらい魚の味が濃い。
発酵ソースは納豆のような臭さもありつつ酸味もありつつ食べたことのない味。
大根餅を揚げたもの。外はカリカリ中はトロトロ。
ジョージアのオレンジワイン。
これと大根餅の揚げ物が滅茶苦茶合う。
大根の土臭さ・フライの衣の焦げとオレンジワインが不思議なことに合う。
今回一番感動したかも。
イカのフリット的なもの。
料理は繊細というより豪快寄り。
青菜を豚の脂と炒め煮。
シンプルなんだけど何故だかとびきり美味い。
中国アンチョビを練り込んだハンバーグ。
まさかハンバーグ出てくるとは思わなかった。
これまた素朴なのに美味い。旨味が濃くて厚い。
青菜と一緒にご飯に乗せる食べ方を店主にお勧めされたので実践。
これからも分かるように、気取らず美味いもの食べてっていうのがこの店の雰囲気。
ピータン・冬瓜・トマト・パクチーの白湯スープ
冬瓜以外主張が強い具材で一瞬おや?となるが、これが不思議と美味い。なんでこんな組み合わせ思いつくんだろう。
オレンジワイン2本目。
ワインは店主がいい感じに見繕ってくれる
伊達鳥の蒸し物 メインディッシュ的な
日によってこれが紹興酒煮になったり揚げ物になったりするらしい
柔らかくてジューシーでわかりやすく美味い。
これも「ご飯に乗せるといいっすよ」の一言をいただき、丼にしても食べた。
魚と茄子の豆豉炒め。魚はスジアラという初めて聞くもの。身がふわっとして味は淡白。
だからこそ豆豉のソースが際立つ。
コースが終盤とわかりつつ気分良く3本目。
酒の値付けがわからないため、注文したくせにお会計にビビり始める。でも、これ、美味しかった。
締めは炒飯・麺(上湯・坦々)・粥の3つから選べる。4人で粥以外注文。上湯がすっきりしてて美味しかった
デザートは紹興酒アイス
紹興酒アイスは大抵香りのアクセント程度なことが多いけど、これは紹興酒の主張が強い。
デザートもしっかり美味しくて感動。
お会計は一人あたり15,000円。
4人でビール1本ずつ・ワイン3本飲んで
これならまぁ納得感ある。
素朴で豪快で旨味が押し寄せてくる香港料理。
いい感じにバランスをとってくれるオレンジワイン。
気取らずカジュアルに美味いものを食べれるお店。
また行きたい、予約取りたい
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