仮面ライダーBLACKSUN、全10話見た。

仮面ライダーBLACKSUN、全10話見た。

アマゾンズのようなゴア表現はさておき、ビルゲニアやそもそもの変身ポーズ、必殺技、その時不思議なことが起こったなど、シリアスな表現や内容にも関わらず果敢に挑戦している点が良いと思った。

物語は現実の社会問題を知らないとわかりづらいとは思う。社会運動や連合赤軍、宗教問題、それらに関わる政局、差別問題、戦争、オリジナルの仮面ライダーBLACKだけでなく、オマージュや引用はたくさんある。知らなくても良いが知っているとより興味深く見れる。

物語は結末を迎えるが世界は終わらない。

悪い奴ほどよく眠るとか、実録・連合赤軍 あさま山荘への道程とか、仮面ライダーだと仮面ライダー555 パラダイス・ロストとか見ておくといいね。

同監督だと凶悪なんかいいんじゃないか。参考じゃなくても見ておいて損はないと思う。

石森章太郎さんの描いた漫画の仮面ライダー(他の人の描いたやーつじゃなくてな)も結構重要。

兵器としての怪人は仮面ライダービルドでも登場していて、一つづつの要素は今回初めて登場したものは少ないと思う。人を転がして顔面を蹴るのは白石監督ならではかな。

今作る仮面ライダーで、何にも考えずに見れてスカッとするのは無理。

分かりやすく七十年代の連合赤軍などの事象を引用しているので思想云々言われますけど、その思想を簡単にはわからないようにずーっと滑り込ませている宮崎高畑監督作品てのは批判されないんすかね。

仮面ライダーBLACKSUNなんて高畑宮崎作品に比べたら中二の童貞妄想ですよ。

分からなかったら良いんじゃないんだ、それが理解できない頭の悪さってのも露呈してしまうんだ。表面だけなぞって面白かったらよいなら仮面ライダーBLACKSUNも楽しい映画だよ。

仮面ライダーBLACKSUNはオープニング映像の効果や重要さを知るにも良いです。この一分半、バイクに乗って走るだけがとてもとても密度を感じる意味ですよ。

元総理のそっくりさんが登場して立ちションしてる時に怪人に首をスパーーン!と古の言葉で言うところの首チョンパになるので、そのうちなんか言われるんだろうな。

やっぱり総理でも立ちションはいけないよね。


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