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私を沼に落とした人生至高のファンタジー作品

ファンタジー小説が好きだ。本の虫になってると周りから「そんなに読んで疲れない?」と聞かれるけど、読書好きにとっては、そして、読んでるものがファンタジーであるならば、それは最高の趣向品である。現実逃避に1番いい。映画や動画を見てるのと同じくらいスリリングで、ゲームと同じくらい面白くて夢中になれる。

疲れてる時ほどファンタジーを手に取って一心に読んでる。そして気付いたら嫌なこととかも忘れて、登場人物に元気をもらって、また明日も頑張ろうって思えてる。

そんな私が今まで出会ってきた中でのファンタジー作品のベスト3をご紹介。まだまだ読書量が足りないから、偏ってるし、これから変わる可能性もあり。ひとまず現時点での紹介をば。

3.「獣の奏者」上橋菜穂子

これは何年か前に職場の先輩に借りて夢中になって読んだ。上橋菜穂子と言えば守り人シリーズが有名だし、バルサもチャグムも大好きだけど、彼女の作品で私が1番好きなのは「獣の奏者」。

なぜか思い出しただけで、胸がきゅーっってなる作品。こんな感覚になるファンタジー作品なかなかない気がして。

「どうにもならない、どうにかしたい、でもどうする?」という事態になったら私ならどうするだろう。こんな風にできるだろうか。終わり方がすごく好き。しばらく読んでないから久々にまた読みたい。

2.「十二国記」小野不由美

この後紹介する1位の作品を読んで読書の楽しさを再認識した私が、「十二国記に挑戦するなら今しかない!」思って読み始めたシリーズ。

いやあ、読んで良かった!もう本当言わずと知れた大人気シリーズなのが頷ける。登場人物みんなが個性的で鮮やかで感情移入が激しい。色んな独自ルールが満載で本当に十二国記の世界があると錯覚してしまうから、いつか私も海客としていけちゃうんじゃないかしら…とか夢が膨らむ(笑)ちなみに本当に行けちゃったら速攻雁に行くか、仙になる。言葉分かんないのは辛い。

めちゃくちゃ人気のシリーズだから、作品飛び出して色んな人の感想や考察読めたり、イラスト見れたりするのも楽しい。そのせいで、読了して2週間経つのに、未だに十二国記の世界にいる。

推しはやっぱり泰麒の前髪(参照【白銀の墟 玄の月】ざざっと個人的ツボポイント )かなあ。恵棟も好き。

1.「図書館の魔女」高田大介

これは高校の頃の国語の先生に去年紹介してもらった本。レビューでも散々言われてるけど、1巻はとにかく我慢。私も1巻で挫けそうになって半年くらいずっとだらだら読みしてた。の、だけど!2巻から激ハマりして!もうそっからはあっという間に沼。文字通り「寝食忘れて」、日常生活に支障をきたすレベルでハマった。

そして、数年ぶりに私を読書沼にひきづり込んだ。読書の楽しさを思い出させてくれた。言葉の力を信じさせてくれた。私の「これから」をも変えてしまうくらい、衝撃的だった本当に宝物のシリーズ。

もうね、マツリカちゃんとキリヒトが可愛いのよ!2巻のラストは何十回読んでも最高…。他の作品を読んでても、つい図書魔女のお気に入りのシーンを読みたくなって何度でも帰ってきてしまう。戻ってきちゃう。

剣でも魔法でもない、少女は“言葉”で世界を拓く

このキャッチコピーがまさに。全てを表してる。そして、読み終えた時、何がファンタジーだったのか、どこにファンタジー要素があったのか、分からなくなってしまうほどのリアルさ。重厚さ。活字にぶん殴られたい時にもおすすめ。

以上が現時点での私の、ファンタジー小説トップ3。図書魔女のおかげで読書欲、活字欲を取り戻した私は、今年は例年にないペースで小説を読んでる。まだ出会えていない本が、手に取られるのを待っている本があるんじゃないか…(これも図書魔女の受け売り)

素敵な出会いを期待しながら、今日もまたページをめくろう。

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