経営において大切な【幸せのコントロール】とは
こんばんは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■昨日は
7月決算法人である
お客様とのご面談へ。
個人事業から
法人成りをしたお客様なのですが、
その売上高は
月を追うごとに増加する一方…
今回の決算も
結構な額の利益が出て、
それは
とても払いがいのある(汗)
税金の額となっています。
ここまで
売上が上がってくると、
ここから考えるべきは、
『次のステージ』
について。
今日はそんなことから
お話を続けていくことにいたします。
■本当に順調な法人で、
その経営者様のお人柄もあってか、
取引先も増え、
それに伴い
いろいろな新規案件も増え、
かなり爆速とも言える形で
経営を拡大できている
というところ。
しかしながら、
当然仕事が増えれば
人手も必要なわけで、
その法人もご多分に漏れず
『外注費』や『人件費』の増大、
さらには、
その人材を動かしていくための
『車両』や『場所の確保』
といったことに
頭を悩まされていました。
■これは
税務を超えての
お話になるのですが、
こういった
急激な経営の拡大は、
売上が増加する一方なので
本当に嬉しいもの。
しかしながら、
その裏では
相当な労力が必要である
ということが一般的なわけで、
このようなことを
トータルで考えて
『良い経営』
になっていないと
元も子もなくなってしまうわけです。
■数字として
最も大切な指標となるのが、
売上高ではなく、
【利益の額】。
結局のところ
売上が
10倍になったとしても、
その利益の額が
そんなに変わらない状況であれば、
経営としては
全くもって意味のない
ということになってしまいます。
■もちろん、
その後の
売上高増加をベースとした
更なる経営の展開などがあれば
話は別なのですが、
結局のところ、
売上が上がったはいいが
利益は変わらない
という状況は、
経営としては
そこに費やした労力分だけ
マイナスとなってしまう
というわけですね。
■その次に
考えるべきこととして、
経営者ご自身の
【人生】
について。
これは私の定義なので
賛否両論あるかもしれないのですが、
人は、
『仕事』と『家庭』と『健康』
とのバランスが
しっかりと取れていることによって
それを
【幸せ】
と感じるものであり(あくまでも私見です)、
たとえ売上が急拡大して
業績が良くなったとしても、
それによって健康を害したり、
家族との時間が
おろそかになってしまうようであれば
それは
この三角形のバランスが
取れていないことになってしまい、
結果として
その仕事も
下降気味になっていく
ということが
考えられるわけです。
■そこで、
仕事が増える
ということと同時に
考えるべきことは、
しっかりと
経営者
…と言うよりは
自分自身の
充実した人生の時間を
しっかりと確保できるか
ということ。
ここを度外視して
ひたすら仕事を
追い求めたとしても、
それは自らの
『QOL(人生の質)』を
著しく低下させてしまう
結果となってしまい、
幸せでない状況に陥ってしまう
ということが考えられます。
■経営の拡大にあたっては、
それと同時に
いろいろな経費や
追加の時間
というものが
どうしても必要となるもの。
経営を考えていくにあたって、
しっかりと
そういった広い視野を持って
周りを見渡し、
本当に
その仕事の拡大が
自らの人生の割に合っているかどうか、
その仕事をすることで
自分の人生が幸せに転じていくかどうか
ということを
熟考していきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営の急拡大は、
時に自らのQOLの
著しい欠損をもたらしてしまう。
・経営において大事なのは売上でなく
【利益の額】である。
またその利益を追うために、
そこに投下する自分の労力や人の労力、
それに伴う支出や時間を全体的に加味し、
それがしっかり割に合っているかどうかを
慎重に確認しながら
前に進んでいくべし。
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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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