いっそのこと【決める】ことを止めてみては?
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■昨日のことですが、
無事に年末調整を
全て終えることができました。
この時期は、
この年末調整を終えた後、
『償却資産申告書』
という申告書の提出や、
年末調整に続いての業務として、
従業員の方の
お住まいの市区町村に
『給与支払報告書』
という
1年間の給料の報告書を提出する
業務もまだ残っています。
この後11月決算法人の1月末までの申告、
そして、12月決算法人の申告の準備、
さらには個人事業主の方の確定申告など、
本当に1月後半から3月15日までは
これでもかというほど
業務がてんこ盛りです。
■この中で
圧倒的な課題となるのが、
【時間の生み出し方】
であると言えます。
「時間を生み出す」
というと、
「どうにかして時間を作る」
というイメージが
先行しがちなのですが、
言われるところによると、
【人は1日に3万5千回にも及ぶ
意思決定をしている】
とのこと。
そういったことから考えると、
【この意思決定の仕方に無駄がないか】
ということを
まず第一に考えるべきでは
ないでしょうか。
■そのためには、
【毎日の行動をしっかりと
ルーティン化すること】。
もちろん、とある瞬間に
経営に関するヒントや
気付きがあったりするとは思うので、
そういったひらめきの瞬間には
メモを取ったりして、
そのルーティーンをあえて崩す
ということも
必要かもしれませんが、
基本的に
毎日決まった行動に関しては、
このルーティーンに
自分を乗せることにより、
【その意思決定を自動化できる】
ようになります。
■もし可能であれば、
毎日の動きを一度リストにしてみる
のも良いかもしれません。
私の例で言えば
目を覚まして、
電気を付け
耳栓を取り(耳栓をして寝ています(笑))、
上着を羽織り、
眼鏡をかけ、
コーヒーメーカーのスイッチを入れ、
その間にお湯を沸かし、
お湯を沸かしている間に
スマホでメールのチェックをする。
お湯が沸いたらコップに注ぐ。
そうこうしている間に
コーヒーが完成。
そして
お湯を一杯飲み、
コーヒーを手に仕事をしている
デスクのところに座る。
そして
メルマガの執筆…
といった
この数分間でも
かなり細かい作業が見て取れます。
これを毎日、その都度の雰囲気や
感覚で動いてしまうと、
毎日違った行動パターンになってしまい、
そこに
【無駄な時間】
が生じてしまいます。
そのことは、時間の浪費のみならず、
【認知を無駄に使う】
結果ともなってしまいます。
有用なことに向けるべきである認知を
そういった毎日の
決まった行動に使ってしまう
ということは
本当にもったいないことであり、
その分経営の生産性がダウンしてしまう
というもの。
■まず第一に、
こういった
【ルーティン化すること】
が重要であり、
その次の段階には、
【意思決定をする機会を少なくすること】
も重要です。
私に関して言えば、
事務所全体の総務をお願いしている
スタッフがいるため、
事務用品の発注などは、
そのスタッフに依頼。
もちろん予算などは
設定させてもらうのですが、
その範囲内で、スタッフに
ベストな選択をしてもらいます。
そして原則として、
スタッフの決定には
あえてあまり考えずにOKを出す
ということが多いですね。
■結局のところ
スタッフに動いてもらった上、
経営者としての自分自身も
その決定に関して
認知を奪われているようでは
それは本末転倒であると思うのです。
スタッフに任せることにより、
私の経営者としての時間が
生み出されていますし、
そういった意思決定にかける
認知を費やすことも
少なくなってきている
ように思います。
■そして、
決定する上では
【悩まずに即断即決すること】。
考える時間は大事なのですが、
その考える時間を通り抜け
【悩む】
という領域に入ってしまうと、
それはやはり無駄な認知を使ってしまう
ことに繋がります。
結局のところ、悩んだところで
その先にを起こり得る未来の結果は
見えないものであるため、
さっさと決めて行動するのが
ベストであるように私は思いますし、
悩んで良かったことを
思い返してみても、
一つもなかったように思います。
■『巧遅は拙速に如かず』
という言葉があるように、
丁寧にやり込んで
仕上がりが遅いよりは、
さっさとやって
物事を前に動かした方が良い
と言えます。
これは、取引先との関係においても
同じでしょう。
問い合わせをしたものの、
3日も返信が来ず、
その3日後に大変丁寧な
返事が返ってきたとしても、
そのスピード感において
不審に思ってしまうのでは
ないでしょうか。
そういった理屈から考えても
この
『巧遅は拙速に如かず』
という意味は
極めて重要であるように思います。
■しっかりと
経営者として
【考える】
時間は濃厚に、かつ、短く取り、
その先の
【悩む】
という領域の時間は極力減らし、
即断即決で経営を進めていきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・『巧遅は拙速に如かず』
という言葉に見られるように、
悩んでゆっくりになるよりは、
結果誤りがあったとしても、
さっさと行動して
経営の速度を上げていくことが
得策であることが大半である。
その誤りが経験となり、
経営の改善に繋がるものである。
・人間の毎日の意思決定の回数は
3万5千回にも及ぶと言われる。
そのようなことから考えると、
その意思決定をする機会を極力なくし、
なおかつ即判断していくことこそが
経営のみならず、人生においての
質を高めることに直結すると言える。
そういったことから考えると、
『時間を生み出す』
ということよりも、
【時間を削る】
ということを
まず考えるべきなのかもしれない。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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