離職率の低い会社に見て取れる経営者像とは
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■先日は、
毎月の顧問契約の
お客様とのご面談でした。
個人事業から
法人成りをしたお客様なのですが、
その業績は
年を増すごと
…というより
月を重ねるごとに
年々上昇傾向にあります。
その中で
『雇用』
も積極的にしていき、
段々とスタッフの人員も
増えているわけですが、
そのスタッフも
退職することがなく、
長年継続して勤務している様子。
今日はそんなことから
お話を続けていくことにいたします。
■その顧問のお客様と
とある経営者の方が
お話をされていたそうなのですが、
その顧問のお客様の会社の
離職率の低さに
その経営者の方は
驚いていたとのこと。
その原因について
面談の場で一緒にお話をしていたのですが、
顧問のお客様ご本人は
これといって
工夫をしているつもりはなく、
敢えて言うなら
「毎月一回
懇親会のような形での
飲み会をしているくらいですかね」
とのこと。
■とは言え、
それが決定打と
なるべきものとは考えにくく、
私がお話させていただいたのは、
それはその顧問のお客様の
【お人柄】
であり、
それが社内全体に伝わって、
会社内が温かい空気に
まとわれているからではないでしょうか
といったこと。
■実際のところ、
いろいろと面談の回数を
重ねているわけではありますが、
業績がぐんぐん良くなっている
にもかかわらず、
常にこの方は
謙虚なご姿勢なんですよね。
こういった姿勢が、
そのままスタッフに伝播し、
スタッフ自身も
自然と同じような
空気感をまといながら
前に進んでいるのではないか
と思っているところです。
■その方は、
中学を出てすぐ社会に入り、
それは相当な苦労をされて
現在の事業を営んでいる
という状況。
その苦労もあってのことか、
人に対する思いやりなどを
かなり持っており、
どんな状況においても
冷静に温厚に対応しているような
感じが見て取れます。
■逆を言えば、
その方の人生の経験において、
そんなに苦労をしていないような、
また、何の変化もないような
日々を送っていたとしたとしたら、
それはその経験の少なさが
その方の人生観を
形作っていくものであり、
『経験』
という面から考えると、
実に薄っぺらい人間になるように
思えてなりません。
そのような状況だと、
スタッフが自分と違う
価値観を持っていたとしたら、
それを不快に感じ
その経験の少なさから
それを柔軟に対処する術もなく、
スタッフに重圧を加えてしまうような
行動に出ることも
残念ながらあることでしょう。
■そのように考えると、
経営者たるもの、
孤独だからこそ、
外部との環境を密にして、
経営者として、
一人の人間として、
自分から逆風に立ち向かうような
経験をしていき、
人間性を厚くしていき、
それを人生の経験として
経営者の風格を
増していくべきなのではないか
と思っているところ。
■逆風に立ち向かうことにより
多くの失敗をすることも
あるでしょうが、
その失敗が
人間の層を
重厚にしていくものであり、
それが結果として
その方の
【人間形成】
に寄与していくような
状況になっていくように思います。
■『雇用』
ということを考えると、
人生の大半の時間を
経営者の営んでいる仕事に
割いてもらうことになりますので、
しっかりと
雇用される側の
立場に立って考えて、
経営者自らの人間性も
しっかりと磨いていかなければ
ならないように思いますね。
先日の面談を通じて、
その経営者の方の
【お人柄】に触れ
そんなことを思った次第。
どんどん前を向いて進み、
積極的に失敗をして、
人間としての重厚さを
手に入れていきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・離職率が低い会社は、
結局のところ
その経営者の人柄に
大きく左右されているものであり、
そういった経営者は少なからず
その人間性を磨いていくような
努力をしているものである。
・経営者として
スタッフを雇用していく以上、
経営者自身がその人間性に磨きをかけて、
積極的に外部の環境に飛び込んでいき、
多くの経験を積んでいくことが
極めて重要であると言える。
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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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