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【協会=一般社団法人】というちょっとした誤解

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■昨日は


 顧問のお客様から
 ご紹介をいただいた方の

 新規のご面談の日。


 すごく

 ご自身のビジネスに対して
 素敵な理念をお持ちの方で、

 本当に

 税理士という枠を超えて
 応援したくなるような方でした。


 昨日のご相談の中で、

 「今後の経営を
 協会を設立してやっていく」
 
 というお話が。


 『協会』と言えば、

 一般的には

 【一般社団法人】

 という形態で法人を設立し、

 対外的に

 『儲けを求めない団体ですよ』

 といったようなイメージで、
 経営を展開していく

 という流れが多く見られます。

■そのような


 本来の目的をしっかり持って、

 一般社団法人を設立し
 運営していく分には

 全くもって問題ないのですが、

 世の中にはどうしても、

 こういった

 一般社団法人の
 良いイメージを利用して、

 不当な形で儲けを出そう
 とする輩がいるわけで、
 
 こういった
 少数派の影響により、

 一般社団法人は

 必ずしも良い印象では
 なくなってきている

 という現状もまた事実。

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■そういったことから、
 (必ずしもそのような理由だけでは
 ないかもしれませんが)

 金融機関としても、

 『一般社団法人』

 というだけで、

 融資を受けにくい
 状況になってしまったり、

 国からの補助金に関しても、

 一般社団法人であるばかりに、

 株式会社などの法人組織であれば
 受けることができるものを

 一般社団法人は
 受けることができない

 という状況になってしまいがちです。


 そのような背景を、

 やはり昨日の面談でも
 お伝えさせていただきました。


 ご本人も

 そのような背景が存在するとは
 知る由もなく、

 前もって相談してよかった

 とのことで、

 結果として

 株式会社を設立して、
 運営をしていくことになりそうです。

■このように、


 協会を設立する
 となると

 『一般社団法人』

 という選択肢を
 考えがちではあるのですが、

 あえて

 【株式会社にした状態で
 協会を作って運営する】

 というのも一つの方法です。

 協会は社団や財団やNPOでないといけない
 という決まりはないですので。

 一般社団法人だから、
 社会的に印象が良い

 というのは
 
 上述してきたような事情から

 一昔前のお話になっている
 のかもしれませんね。


 しっかりと

 法人を設立したり
 経営の展開を考える際には、

 いろいろな面を
 トータルで考えて、

 最も合理的で適切な方法を
 選択したいものです。


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《本日の微粒子企業の心構え》


・協会ビジネスを運営するにあたり、
 『一般社団法人』を設立して運営していく
 という方法がよく見受けられるものの、

 一般社団法人であるばかりに
 銀行の融資が受けにくくなったり、
 国からの補助金が受給できなくなったり
 ということもあったりするので、

 その設立にあたっては
 慎重に判断していくべし。


・現在は融資を受ける必要がないとしても、
 将来的に必要となる可能性は極めて高い
 とも言えるため、

 そういった経営の展開を念のため考え、
 【あえて一般社団法人を避けて
 株式会社や合同会社などの法人形態にする】
 という選択肢も視野に入れて考えるべし。

今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。


これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

https://muratax.com/blog/

起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

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