「頑張りましょう!」という言葉の無意味さとは
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■「頑張っていきましょう!」
というのは、
私が面談の終わりの際に
よく発する言葉。
これは口癖のようなものなのですが、
これは決して褒められるような
ものではないと言えます(汗)。
…というのも、
『一体何をどう頑張るのか』
ということが
明確になっていないからです。
今日はそんなことから
お話を続けていくことにいたします。
■『頑張る』とは
そもそも何なのでしょうか。
頑張り方も人それぞれですし、
「頑張る」という一言でも、
気持ちの面であったり、
実際の行動面であったり…
その解釈は様々でしょう。
これは極端な例なのですが、
この『頑張る』ということを
明確にしないと、
それを発している人と
それを受け取る人との認識に
ギャップが生じてしまう
というもの。
■今回は
単純な『頑張る』という例を
取り上げたのですが、
これが『契約』のこととなったら
どうでしょう。
これは結構怖いですよね。
契約の段階で、自分と相手との認識を
しっかり擦り合わせておかないと、
あなたが良かれと思って提供した
商品やサービスが、
相手にとっては
全くもって見当違いなもので、
「返金をしてくれ」
などという話にもなりかねないわけです。
■これを解決する手段として、
【すべてのことを数値化すること】
ということがあります。
上述した『頑張る』というのも、
例えば、一週間のうち
平日『午前9時から11時まで』、
その売上を
『3ヶ月以内』に『3%増加』させるべく、
ビジネス書を
『3日に1冊』のペースで読んでいく。
そして、そのビジネス書に書いてある
内容を毎日『最低一つずつ』こなしていく。
このように、
すべての行動を数値化していくと、
自分と相手との
『ズレ』がなくなるわけですね。
逆にこのようにしないと
どんどんその認識のズレが大きくなり、
信頼関係を失うことにも
繋がりかねません。
■そして、
これは以前の記事でも
書かせていただいた
『損切の話』に通ずるものなのですが、
例えば、広告や新規事業に関して、
【数値での基準を設けておくこと】
もまた、かなり重要なんですね。
それは、新規出店であれば、
資金ショートを考えた経営目標の数値
であるかもしれませんし、
広告であれば、そのクリック率や成約率
などを基準にして、これを下回った瞬間、
その広告をストップする
などということもあるかもしれません。
■また、
スケジュールについても
同じことが言えます。
「今日はこれをする」
というざっくりした話ではなく、
今日の13時から14時までA社の業務、
14時から15時までは
B社とC社への連絡。
15時から16時は、
経営戦略のための思索をして、
最低一つのアイデアを導き出す。
といった具合。
このようにすると、時間も明確になる上、
やるべき仕事もクリアになり、
行動がしやすくなるのでは
ないでしょうか。
【行動を数値化すること】。
これは経営者にとって
最低限必要なのかもしれません。
…ということで、
上述した「頑張りましょう」
という無責任な一言は、
今後注意しないとな…
ということを今一度俯瞰させていただき、
自戒を込めて(汗)
今回の記事を書かせていただきました。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者たるもの、
ざっくりとした表現ではなく、
【明確に行動すべきことや期限を数値化】
して、目標設定や経営目標を考えるべし。
・結局のところ、
【数値】を用いないことには、
それを受け取る相手とのギャップが
次第に大きくなってしまい、
後に取り返しのつかない
信頼関係の欠損に繋がることもある
ということを心得ておくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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