デザインの可能性(汎用性?)
どうも村田です。2発目。
マーケターとしてのアウトプットを引き続き頑張りたいと思い、週2くらいでアップデートします。
皆さん「デザイン」と聞くと何を思い浮かべますか?
私はグラフィック、フォトグラフィック、Webにおけるサイトのデザインやらのクリエイティブ群に属するもの、ひいては服飾、建築みたいなイメージがあり「自分とは縁がなく、生きる上で全く関係ない群」に長く分類されてきました。
特に現職の業務を通じてではありますが、マーケティングのプロセスに上流から下流まで一気通貫で関わるようになり、「狭義のデザイン」と「広義のデザイン」が存在すると理解できました。
※狭義の定義はあくまでも私の理解の中でという意味です。
後者については「万人にとって有用」であり、日々意識する事で経験値の溜まり具合にとんでもない差が生まれるなぁ…とまで思い始めています。
以下、本題。
狭義のデザイン
前段で述べたようなかつて私の理解の中で「グラフィック関連」に分類されるものを狭義のデザインと捉えています。
具体的には
私の業務範疇で言うと、GDN・YDN等のアドネットワーク上で配信されるバナーにCTAを含んだアクションを起こすためのデザイン。
YoutubeのTrue view for Actionにおけるキャンペーン告知を含めた止め画(続きはWebで!みたいなラストカット)のデザイン。
※TVCM、タクシーAdも同様ですね。
コンテンツマーケティングを仕掛ける上でのページそのものの構成(回遊する仕組みを持たせる、CVポイントを置く)等。
つまりプロモーションを行うにあたり必要なクリエイティブとユーザー喚起を起こしたいアクションをセットで作ることが「狭義のデザイン」です。
※何度も繰り返しますがあくまで私の認知上のお話で、仕事のサイズの話ではありません。
広義のデザイン
本稿にて語りたいポイント。広義のデザインについて。
これが言い換えると「設計」という単語が今の所しっくりきています。
例えば「業務設計」、「ワークフロー設計」、「チーム設計」などが実際に私が経験してきたところかなと思っています。
ありがちな業務設計で一例を挙げると、「プロジェクトの立ち上げ」などはゴリゴリに広義のデザイン領域で、デザイン力(一部は因数分解能力)がめちゃめちゃに問われる瞬間です。
現職では「OKR」という目標管理+組織の役割分担を使用しているのですが、新規に立ち上げるプロジェクトは全て何らかのObject(目標)を達成するためのKey Result(成果)に貢献するためにぶら下がる形で立ち上がります。
※https://seleck.cc/okr様より引用
このKey Result(以後KRとします。)が各プロジェクトにおける最終ゴール地点でここは全力で「広義デザインパワー=業務設計パワー」が発揮されていきます。
新規プロジェクト立ち上げ時、具体的にどんなことするっけ・・・と思い返すと・・・
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1.KPIのファネル構造をデザイン
CVに至るまでの歩留まりの構造を計測を含めて作る。どこに問題があってCV発生しないのかの打ち手に繋がる。
メールマーケティングにおける
[送信総数>開封>Click<CV]
Appのプロモーションにおける
DL数>Install数>初回起動数>App内CV(課金とか)
をきっちり設計すること。
参考:ファネルについては以下をどうぞ。
2.個人にアサインされる業務をタスクブレイク。(因数分解)
⇨発生しうる業務量を元にアサイン人数を割り出す。
3.業務フローの作成(業務のデザイン、チームのデザイン)
⇨誰がいつまでに何を完成させておくことでモニタリングが成立するか
⇨レポーティングはどの範囲にどの頻度で実施されるか
4.戦略(シナリオ)の設計(楽観、中間、悲観の3つくらいでの)
⇨中長期的にどの時点で何が達成されているとプロジェクトは成功か
⇨撤退シナリオの準備
⇨実施に至る成功までの道筋が試さないとわからない場合は仮説をできるだけ準備し、何が検証されると良いかという確認ポイントの洗い出し。
5.事業に対するリターンを試算
LTVとROIをあらかじめ試算しないと儲かるかわからないので
6.社外リソース、外部ツールの活用検討
そもそも社内の人間のスキルセットだけで等にもならない場合この辺も柔軟に検討する必要がある。
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と若干尻切れトンボ感が否めませんが、上記のようなことを「プロジェクトのデザイン」として意識してやっています。
ここまで読まされた皆さんきっとこう思っていると思います。
それ意識するとどんなメリットあるわけ?と・・・
私も例にもれず、若い頃はプロジェクト内の一部だけを任された際にはアサインについて大して質問することもせず「何で俺がこんなくだらんことを・・・やらないといかんのだ....」と思ってきました。
しかしながら大きなデザインの一つの枠を作っていることを自覚して、他の業務との接続を意識するようになってからは一つ一つのタスクを楽しめるように変わることができたと思います。(メリットその1)
なので積極的に「自分の仕事は全体のどんな部分を担うものであるか」をがんがん偉い人に聞きまくり、その全体設計(広義のデザイン)を意識して自分の仕事を完遂することと、「言われた通りとりあえず適当にやっておく」では、1プロジェクトを経験した後に天と地ほどの差ができます。
というか意識できないと大きいプロジェクトが回せるようにならないです。(回せるようになるのがメリット2)
若い時って単なる1個の歯車なんですけど、やるからには考える歯車ではあるべきだなと思っています。私は広義のデザイン力に気付くのが結構遅かった(27歳くらい)と思うので、めちゃめちゃ勿体無いことをしたなと思います。
書こうと思えばもうちょっとメリットある気がしますが、整理がうまくいっていないので折をみて加筆修正します。
若いことから活躍してる人はとにかく「なぜなぜマン」であることが多いのも腑に落ちた学びだったので勢いよく書いてみました。
若干粒度粗めのアウトプットで恐縮です。
またなんか書きます。
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