【AIR】リノベ×デザイン×サウナで蘇る銭湯
今、日本では若者を中心に空前のサウナブームが到来中です。おじさんたちが狭い部屋の中でギュウギュウ詰めになり汗をダラダラかきながら熱いのをただひたすら我慢する、そんなイメージが過去のサウナへのイメージでした。
それがこれまでとは異なる若い年代だったり違った業界のプレーヤーがサウナ業界に入ってくることでサウナに関して発信される情報が大きく変化し、ユーザーとのコミュニケーションが大きく変わってきています。そしてこのブームが「銭湯」にも再注目を集めるきっかけにもなっています。考えてみたら日本の場合、サウナって銭湯や温浴施設に併設さている場合が多く、サウナがきっかけとなりこれまで縁のなかった若い世代が銭湯に足を運ぶ機会になっています。
銭湯というとレトロな建物に、湯船の壁面には富士山の絵が描かれ、地元のおじいちゃん、おばあちゃんたちの社交場というイメージですよね。良く言えば昭和ノスタルジーを感じることができるレトロな空間と言えますが、脱衣所や浴室の設備は老朽化しており、建物だって傷んでますし、特筆すべきサービスも無い、必要最小限の浴場の機能があるだけの場所です。
そんな代々受け継がれてきた銭湯が、現業の経営者が高齢となり経営者の世代交代等をきっかけにしてここ数年でリニューアルされてきています。その一環でサウナに力を入れる銭湯も出てきたりしているわけです。デザイン性とスパのような充実した設備を採り入れたりこれまでになかったサービスを組み入れたりする銭湯は「デザイナーズ銭湯」と呼ばれるようにもなっています。今回はそんなモダンに進化する東京都内の銭湯をご紹介します。
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