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別館「ローカル×ローカル」ブックリレー。「わたしとローカル」~NO.10_デザイナー神岡真拓さん

ローカル×ローカル別館「room5」の本棚を、いってつの「気になるあの人」にお願いをするプロジェクト。

本棚のお披露目は、2022年3月オープン時を予定していますが、noteでは選書本を数珠つなぎに紹介していきます。

プロジェクトの詳細はコチラから。

第10回のゲストはデザイナーの神岡真拓さん。

神岡真拓(Mahiro Kamioka)。
埼玉県さいたま市生まれ。デザイン制作会社にてグラフィックデザイナーを経て2020年デザイナーとして独立。ロゴデザインに軸足を置きつつも、上流の思いや意志の言語化や下流におけるツール制作までを通貫して行う。優しくも強い、芯のあるデザインを強みにしつつ、デザイントーンにはとらわれず「目的」「状態」「態度」を大切にクリエイティブに向き合っています。

現在、高円寺を拠点にフリーランスのデザイナーとして活動する神岡さん。「ここにきもちをつめこんで、ここちをデザインしよう。」をスローガンに、cocochiという屋号のもと活動されています。ぜひ、彼のアートワークを見て欲しい。どれも、かわいいです。

さて、そんな神岡さんのローカルは、どんな世界でしょうか。

今回、ご紹介いただいた本は、

バスにのって』荒井良二/出版社 偕成社

『バスにのって』荒井良二/出版社 偕成社

僕の中での「地元」という意味でのローカルは、埼玉になります。その中でも僕の生まれた地域はいわゆる郊外都市で、割と大きめの道路にチェーン店が大きな看板を掲げて立ち並ぶような街でした。だから、地元にあまり執着がありません。それもあってか、小さい頃から「車」でどこかちょっと遠いところに行くのが好きだったような気がします。

対して、今僕が住む街は東京の「高円寺」です。高円寺は、いわば「東京のローカル」とも言えるほど個人店が軒をつらね、道は車が通れるかどうかも怪しいほど細かったりします。そんな街に引っ越してから僕は散歩が好きになり、自分の歩幅で何かをみること、自分の足で近づける距離の関係性、またそれで得られる安心感を知りました。

この絵本は、僕は母親によく読み聞かせてもらった絵本です。

「トントンパットン、トンパットン」

作中に出てくるこのオノマトペ。旅にでる男のラジオから流れる音楽であると同時に、彼の旅のリズムのような象徴的な詩です。大人になった今ふと読み返すと、移動の手段も速度も忘れて、旅ができる感覚があります。
時間を忘れてローカルをローカルに旅したい時、おすすめの本です。

選書していただいた本棚は、別館オープンの2022年3月から公開する予定です。

情報は、noteでもキャンプファイヤーの活動報告でも紹介していきます。

ぜひ南伊豆まで足を運んでみてくださいね。

宿の予約はこちらから▼

神岡さんのアートワークはこちらから見れます!▼


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