どうしてその漫才をするのか
「政治的な漫才するのやめてほしい」
「前の方が面白くて好きだった」
「いままで通りそんな発言せず芸人らしくバラエティに出てください」
そんな声が聞こえてきたからなぜおれがあなた達がいうところの「政治的な漫才」ってやつをやるようになったから話そう。少し長いけどどうやらおれは文才があるらしいから安心して読んでいってくれ。
中学校の頃にお笑い芸人に興味を持ち高校の時に憧れて芸人になることを決めた。
2000年にNSCという養成所に入りそこからガムシャラに「テレビに出たい」という気持ち一心でお笑いに打ち込んだ。
いろんなコンビを解散してきたけど2008年に中川パラダイスとコンビを組んでウーマンラッシュアワーを組んで2013年にTHEMANZAIという大会で日本一になった。やっと「テレビ」という場所に出れる、と嬉しかった。すぐにバイキングという番組のレギュラーが決まった。
MCは雨上がり決死隊さん。ワクワクしてフジテレビにいき台本に「今日のメンバーは〇〇さん〇〇さん〇〇さん、以上のメンバーです」ウーマン「ちょっとちょっとー」と、書いていた。正直ゾッとした。
だってこんなの漫才なら、客が金払ってきてる場所なら確実にすべってる。それを知ってる芸人に話したらテレビはこれぐらいの方がいい、と言われた。
そこからいろんなテレビに出してもらった。もちろんそこにいるためにキャラをより頑張った。女の芸能人がいたら電話番号を渡すボケをしたり、ファンに手を出してます、と言って「最低キャラ」を演じた(まあファンには好きな顔なら手を出してもいたからここはややこしいんだけど…)とにかく番組はショーで悪役も必ず必要だ。バイキンマンがいて初めてアンパンマンがひきたつ。
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