見出し画像

【データ】スプリンターズSは本当に内枠有利なのか、有利になるのか

こちらは2023年9月時点の記事です。
2024年スプリンターズSに関しては、こちらをご覧ください

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

スプリンターズSのここ2年は明らかにトラックバイアスが内枠優位に働き、昨年の勝ち馬ジャンダルムは1枠2番、一昨年の勝ち馬ピクシーナイトは2枠4番から勝利した。
本当に内枠が有利なのか、改めて過去をデータで振り返ってみた。

路盤工事以降のスプリンターズステークス枠番別傾向(良馬場のみ)

2014年の路盤改修工事以降のスプリンターズSの枠順別成績(良馬場のみ)を見てみると、驚くほど真ん中よりも内側の枠が有利なのが下の表を見るとわかる。
(赤背景は全頭平均以上の数値)

ちなみに5枠~8枠で馬券内に入った馬は以下の5頭。
5頭中4頭がG1人気馬で、やはり強い馬じゃないと厳しいことがよくわかる。
(アウィルアウェイの激走はなんだったんだ・・・)

全頭

馬質を考慮して、人気馬(1~4人気かつ3.0倍~6.9倍)と人気薄(7~12人気かつ15.0倍~99.9倍)で分けても以下の通り。

人気馬(1~4人気かつ3.0倍~6.9倍)


人気薄(7~12人気かつ15.0倍~99.9倍)

もう救いようがないほど内枠有利である(笑)
以下まとめとして、勝率・連対率・複勝率・単勝回収率・複勝回収率の5項目中4項目が上回っている場合は〇、さらに回収率が100超えの場合は◎とした。

まとめ

中山芝1200mの枠番別傾向(良馬場のみ)

そもそもこれはスプリンターズSのみの傾向なのか、調べてみたくなったので、中山芝1200mの枠番別傾向(良馬場のみ)を調べてみた。
※データ対象:2020/1/1~2023/9/27

まずは全頭で見てみる。
こう見ると、そこまで偏りがなさそうにも見える。

全頭

つづいて、人気馬(1~4人気かつ3.0倍~6.9倍)を見てみる。
これでもそこまで内外で差がないことがわかる。

人気馬(1~4人気かつ3.0倍~6.9倍)

次は人気薄(7~12人気かつ15.0倍~99.9倍)を見てみる。
人気薄だと内枠有利なのがわかる。
赤背景が広まっているように思えるが、4項目以上が赤背景なのは、1枠、2枠、4枠と内枠に寄っている。

人気薄(7~12人気かつ15.0倍~99.9倍)

まとめると、こうなる。
(勝率・連対率・複勝率・単勝回収率・複勝回収率の5項目中4項目が上回っている場合は〇、さらに回収率が100超えの場合は◎)
人気薄が来るには内枠の助けが必要というところだろうか。
人気馬は外目の枠でも克服できると心の片隅に入れておきたい。

まとめ

今季開催の中山芝1200mの枠番別傾向(良馬場のみ)

レース数は極めて少ないが、今季開催に絞って状況を再確認する。
まとめて全頭、人気馬、人気薄で出すと、全頭では内枠、人気馬は不問、人気薄は母数が少なく不明が妥当なところか。

全頭


人気馬(1~4人気かつ3.0倍~6.9倍)


人気薄(7~12人気かつ15.0倍~99.9倍)

まとめると、こうなった。
(勝率・連対率・複勝率・単勝回収率・複勝回収率の5項目中4項目が上回っている場合は〇、さらに回収率が100超えの場合は◎)
結局〇、◎がついたのは4枠以内のみで、やはり内枠有利な傾向は続いているといえそうだ。

まとめ

3つの観点で見てみたら、結局は内枠有利ということがわかった。
感覚的には実力のある馬は外枠でも頑張れるが、人気薄は内枠の助けが必要というところか。
スプリンターズSの予想においても念頭に入れておきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?