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「黒人?」「おにぎりみたい」も、いまでは私らしいと思える。

小さい時は、色が黒いことがコンプレックスでした。

地黒であることに加えて、夏休みは毎日のようにプールに通っていて、本当に真っ黒。
「黒人!」といじられたり、「どうしてそんなに黒いの?」と友達に真顔で聞かれたこともあって、本当に傷ついていました。

大人になってから、エラが張ってることにコンプレックスを持ちました。
「なんか、おにぎりみたいだよね」と意地悪な先輩に言われたことがきっかけで、気にするようになりました。


でも、今はようやく受け入れられます。大好き!とは言えませんが、受け入れられる。
いまだに、「色が白かったらモテたかな?」とか、「シュッとした顔で生まれたかった」とか思ってしまうこともありますが、
そんな自分が、なんとなく自分に合っているような気がするんです。


そう思えるようになったのは、きっと、自分のことを嫌いにならないでいられたから。
(私は忍耐力がある人間なんだ!とか、笑顔は素敵なはず!とか、自分を愛することができるように、努めてきました)

「健康的で焼けた肌の方が似合ってるよね」とか、「西ヨーロッパでは、エラが貼ってる方が女性的で魅力的だよ」とか、
コンプレックスと思っていたところを褒めてくれる人ができた人が現れたことも影響していると思いますが、
もし、根本的に自分を嫌いになってしまっていたら、どんなに褒められるようと、受け入れられずにいたと思います。

いじられた当時は、そのコンプレックスに悩んだし、落ち込んだし、色が黒いこととエラが張っている自分は大嫌いになってしまったけど、
パーツを嫌いになっても、自分自身を嫌いになることはなかった。
(色が黒い自分は嫌い。でも、自分のことは嫌いじゃない。みたいな感じで)


これからもきっと、私はいろんなコンプレックスに出会っていくかと思います。

皮膚はたるんでくるだろうし、「脚の形が変だね」とかイチャモンつけてくる人に出会うかもしれないし、
悪い部分に目をつけようと思えばいまでもたくさんあって、キリがない。

そんなときは多分また、凹むことにはなると思いますが、時間をかけてまた、受け入れられるようにはなりたいと思っています。
そのためにもやはり、根本的に自分のことを嫌いになってはいけない。

一つ一つ受け入れ、愛せるようにしていって、自分を大好きと言える人間に成長していきたいと思います。


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