被害者に優しくない社会で生き抜くために

私が常日頃思っている疑問の一つに、我々は種々のハラスメント行為(とその人物)に対して、何か解決策はあるのだろうか、というものがあります。世の中で起きる諸問題には、必ずハラスメント的な構造があり、端的に言えば、強者による弱者いじめ、嫌がらせが、マトリョーシカのようにあらゆる組織、階層で存在しています。そもそもの社会全体が支配層による大衆いじめの構造を持っているし、家庭では親による子どもへの支配・管理的子育て、カップル・配偶者間でのモラハラ、学校での教師・先輩・同級生からのいじめ・アカハラ、会社でのいじめ・ハラスメント、大企業による下請けいじめ、その他交通事故、窃盗、暴行、殺人事件などの犯罪…どれもこれも同じような構造です。ハラスメントに対して解決策があれば、とっくにこんな悪魔の支配層が支配する社会は終わりにできているはずなのに、現実は有史以来ずっと、大衆は一部の支配層にハラスメントをされ続けています。

私自身も昨年少し働いた現場がパワハラの温床だったりしたこともあり、ハラスメントについて考えたり調べたりしていたこともあったのですが、その現場では結局ハラスメントする人は野放しで、された人がその場を離れるという形で決着しました。学校でのいじめでもその傾向は顕著で、学校はいじめに対して基本、まともには取り合わない、認めない、隠ぺいする、という態度を取ります。悲しいことに生徒が自殺してしまった場合でも、いじめが原因とは認めようとしませんし、だいたいはまともな調査もしません。加害者が隔離されたり罰せられたりすることもほとんどないと思われます。犯罪の被害に遭った場合も、泣き寝入りさせられることがあります。交通事故に遭って後遺症を負っても、保険会社から保険金がろくに支払われないこともあります。本当に被害者に優しくない、冷たい社会だなと感じます。

私はもう外の世界に正義とか倫理観とか、そういったものを期待するのはやめようと思っていて、もちろんそうであるべきなのですが、実態としては全くもってそうなっていない(むしろ逆)ので、「被害者になっても誰も助けてくれないだろう」という前提で生きているところがあります。そして、ハラスメントから逃れるための唯一の策は、「ヤバイ奴からは離れる、逃げる、距離を取る」というものしかないという結論に至っています。

もちろん、交通事故や犯罪、災害など、防げないものもあると思いますが、この大前提を肝に銘じて生きることで、少しはリスクを減らすことができると考えています。学校にヤバイ奴がいて、ターゲットにされそうなら、あまりに理不尽ではあるけれども学校を休む、転校する。隣人がものすごくヤバそうな人だったら、引っ越す。大切な心身や財産を守るためには、とにかく逃げるしかないと思います。サイコパス的な人にはまともに話が通じないので、関わらないのが賢明です。というか、本当にもうそれしか解決策がないと思っています。

また、「下手な欲を持たない」ということも大事だと考えています。お金が欲しい、有名になりたい、キラキラしたい、チヤホヤされたい、出世したい…そういった欲があると、搾取・被害に遭いやすいです。欲がある人間は支配者・権力者にとって都合の良い存在で、性的に搾取されたり、詐欺被害に遭う確率が上がります。夜の仕事、ギャンブル業界、儲け話など、大きなお金が動く闇の業界に足を踏み入れるのは危険です。芸能系や就職、宗教、大学での地位など、なんらかの人事権を持つ人間が搾取するケースも多いので、上手い話には気を付けないといけません。

これからどうなるのだろう…というのが例の薬害です。因果関係はなかなか認められないでしょうね。何が起きても誰も責任取らないでしょうけれど、そもそも被害者には優しくない社会だと思っていたので、まぁそんなもんだろうという感じです。重ね重ね申し上げますが、もちろんそうであってはいけないし、そんな理不尽がまかり通って良いなんてこれっぽっちも思っていません。しかしながら、脈々と続いて来たハラスメント社会がそう簡単に崩れるはずもなく、我々がこんな社会を生き抜いていくためには、被害を受けるリスクを少しでも減らすことを考える必要があると思っています。裁判をやったところで、裁判官も支配層の手下なので全く期待はできません。この世は勧善懲悪にはなっておらず、良心による正当な裁きが行われることは稀です。本当に悲しいことですが、そういう前提で生きていかないと、大事な心身や財産が簡単に傷つけられてしまう…それがこの世の現実なんですよね。

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