「公平・公正」でない社会の現実が露呈して

一つのニュースが終わるとまた別の(目くらまし)ネタをぶち込んでくる政府御用達メディアたち。昨今話題になっているのは医学部入試問題とボクシング会長問題ですね。いずれも「公平・公正」に関わる問題だな~と思いながら見ています。私はそもそも社会はそんなもんだろうと思っているし、過度に期待もしていないのですが、それにしてもその人の人生に関わることでこんなに理不尽な目に遭っている人がいると思うと、この世に生きるのが本当に嫌になってきます。まともな人はいないのか…と思ってしまいます。

もちろん、まともな人はいます。もっと言うと、下っ端の権力を持っていない人々の中に多数います。悪いことをしているのはだいたいトップの数名くらいなもので、その他大勢の人はその悪事を知らなかったり、上の命令だからと良心の呵責を感じながら日々の業務に当たっていることがほとんどかと思います。悪者というのは図太いもので、不正を告発してみれば逆に名誉棄損だなどと言ってみたり、嘘に嘘を重ねて揉み消したり知らん振りしたりします。そんな人間が国のトップにいるので、この社会のあらゆる組織においても同じような人間がトップになっているという、悪しき相似形が至る所に見られます。

以前どこかにも書きましたが、試験や試合のみならず、賞や就活、芸能界などでもこういった事例はよく見られますよね。たくさんの応募者から選ばれた風にはなっていても、実は最初から決まっていただとか、誰にも門戸を開いている風に見せかけて、採用枠はコネで決まっていたとか、そういうことはよくあります。本当は一部のコネがある人にしかチャンスはないのに、夢を追う人を食い物にするようなスクールもあるように思います。特に芸能界に多そうですね。

三権分立とは名ばかりなのか、法律を司る裁判所であっても、「公平・公正」とは言い難いものがあるようで、政権にとってプラスになるような判決をする者が重用されるようなことはよくあるようです(むしろ当たり前)。悪は裁かれるだろうと期待して裁判にかけても、裁判官が買収されていては「公平・公正」な判決が下るはずはありません。こんなことは今に始まったことではないのでしょうが、正義はどこにあるのだろうと途方に暮れてしまいます。告発しても揉み消される、訴えても正義はないとしたら、もうどうしていいのかわかりません。この国に良心というものはないのでしょう。

こういうことばかり言っていると、「夢も希望もないじゃないか」とか「まぁまぁ、そう現実を言わずに…」と突っ込まれそうな気もしますが(笑)、私はやはり現実を知っておいた方が良いと思っているのです。嘘で塗り固められた表面的な虚構の世界で生きるのは、真実の生き方ではありません。これまで行われていたあらゆる悪事が明るみになり、同時に絶望も感じますが、人々に問題意識を持ってもらうこともできますし、結果として明るみになるのは良いことだと思います。現実はかなり汚い世界であるということ、「公平・公正」は幻想であるということ…それを知った上で、どう生きるのかということが問われているのだと感じます。似たようなことは理不尽がまかり通る世の中でどう生きるか?という記事にも書きました。外の世界の汚さというのは、私たちの内面の汚さを表してもいますので、これを機に一人一人が自分の内側を見つめて、自分自身が「公平・公正」に生きているか、自分にも他人にも正直であるかどうかを問いかけてみるのはとても大事なことのように思います。

オフ会リクエスト募集中~→オフ会・イベント情報

note過去記事一覧はこちら

ホリスティックな健康をサポートするGreen Cosmoのページはこちら

「note見た」で友達申請→村上遥のFacebook

Twitter再開しました!→Twitter

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?