中華街ゼミ

朝、ジョギングしていたら、
駅の改札口に小学生がたむろってた。
まだ5時すぎなのに。
冬期講習なんだろうなあ。

もう学歴じゃない、といっても
学ぶ環境が成長に影響することは確か。

韓国も中国も、日本以上に受験が大変、
という話はよく聞く。
中国は、給料の高い仕事=大都市で働く、
(日本も同じか)
しかもそのためには有名大学に入らないといけない。
がせん、小学入試、中学入試がヒートアップ。

地方都市の大学は、
海外で働くためのカリキュラムを組んでいる。
語学と技術と文化。
たとえば、日本で働くために、
日本語、看護と介護、日本の職場での習慣、などを学ぶ。
料理を学べる4年制大学もある。

昨日は、大隈塾ゼミの新年会。
中華街の近くに住んでいる学生がいるので、
中華街でランチの新年会。

そこでのある女子学生の話。
中学生ときに海外に住んでいて、
高校では、慶応か早稲田を目指すことにした。
どっちがいいか。
慶応はニューヨーク、
早稲田はシンガポール。
ニューヨークはそのまま大学に行ける確率が高いが、
シンガポールは大学へのハードルは高い。

そこで両校の校風を調べた。
いろいろ読んだり相談したりした結果、

日本を変えるのはニューヨーク、
世界を変えるのはシンガポール。

レールの上で上手に走っていくのはニューヨーク、
レールを自分で敷いていくのがシンガポール。

ということがいえたので、
シンガポールを選んで、さらに勉強をして、
早稲田大学に入った。

うまいこと表現するなあ、と感心した。
もちろん、ニューヨーク側からすると、
まったく別の表現するだろうけど。

でも、シンガポールが敷いたレールを
ニューヨークが上手に走っていくんだろう。

そう考えると、笑えた。