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ナマステ〜(こんちは/さよなら)

「ネパール展」を見に、カマコクへいってきた。
(釜石市国際外語大学校)

カマコクでは10月に日本語学科が始まり、
そこにおよそ20人のネパールからの留学生がやってくる。
ネパールの文化、生活、ネパールの人たちへの理解を深めるために、
「ネパール展」を企画した、と。

留学生が早く地域になじむよう、釜石について理解することはもちろんですが、みなさまにも温かく留学生を迎え入れていただきますよう、願いをこめて、民族衣装、民芸品、書籍、フォトなど、さまざまな展示品からネパールを感じていただければと思います。

ネパール展の開催にあたり

こじんまりとコンパクトな展示会。
でも、いくつも発見があった。

民族衣装のサリーは、長さ6mの一枚布で、
それを身体に巻き付けることで「着る」という行為になる。
パッと見るだけでじっくり見たことがなかったので、
一枚布だとは知らなかった。

お茶をよく飲む。目覚めの一杯、朝昼晩のごはんのとき、
なんかかんかでお茶を飲む。
CHIYA(チヤ)、発音するらしい。
といっても、濃いめの牛乳、砂糖たっぷり、小さなガラスのコップで飲むミルクティで、
「チヤ、どう?」
と誘われると断ってはいけない、大歓迎のしるしだから。
断ると失礼にあたるらしい。

思ったのは、ネパール語の文字。
デーヴァナーガリー文字といって、上部に水平線があるのが特徴。
左から右に読んでいく。
サンスクリット語やヒンディ語にも使われている。

CHIYAと書けば読めるけど、デーヴァナーガリー文字で書かれるとまったくわからない。
文字から覚えるのって大変だ。

わたしがしゃべったり聞いたり書いたりできる外国語は英語と中国語で、
アルファベットと漢字だからそれほどでもなかったけど、
ネパールの留学生たちは文字の習得からなので、
漢字、ひらがな、カタカナをまずは覚えないといけない。

こりゃ大変だ。
でも、お互いを知るってことは、ここからも始まるってことだ。


学生たちがつくったネパール展のポスター