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オンライン授業中はビデオをOFFにしましょう

オンライン授業が本格的に始まって、
学生たちも予想外の疲労と緊張に戸惑っているみたい。

大隈塾も1ヶ月の「自主的模擬授業イベント」というお面をかぶった
学生たちによるトレーニング期間が終わり、
明日第1回目を迎える。

最後(第5回)の授業後の感想文で、
こんなメッセージをもらった。
1年生の学生だ。

オンライン上でのコミュニケーションにも少しずつ慣れてはきました。
それでもまだまだ緊張が取れないというか、
気持ちも体もこわばってしまいます。

大隈塾では、zoomのブレイクアウト機能を使って、
ダイアログ(対話)をよくする。
受講生は学年も学部もいろいろ、
すべての学部からすべての学年の学生たちが集まるので、
こないだまで高校生だった、
しかもまだ大学のキャンパスにも教室にも入ったことがない
1年生にとって、とてもストレスがかかるのが、
オンライン授業でのコミュニケーションでもある。

私としては画面オフの時間がもう少しあるといいなと感じました。
例えば「SAさんたちが画面共有している間はカメラをオフにしてもいい」などです。

大隈塾では基本的に、自分の顔を見えるように、
「ビデオはONに」というルールでやっている。

SA(Student Assistant)が授業を運営するとき、
リアルならプロジェクターからスクリーンに投影する資料を、
オンライン授業では「画面の共有」という機能を使う。
すると、画面の大半はその資料でしめられ、
受講生たちの画像は少なくなるし、
受講生たちの視線は資料に向かう。
だから、そのときはルールはあるけれども、
ビデオをOFFにさせてくれ、と。

オンライン授業の中で私がストレスに感じているのは
自分の顔が見え続けていることです。
自意識過剰と言われればそれまでですが、
講義中に自分の顔が見えることで
自信がすり減ってよく気疲れしていました。

5回の模擬授業、4回のゼミのほか、
朝活や昼活もたくさんやったが、
何回も参加した学生なだけに、
ずっとストレスを感じさせていたのかと思うと、
とても申し訳ない気持ちになった。

でも同時に、うれしいというか、
救われた思いになったのは、この結びの言葉だった。

画面オフの間に
パソコン作業でこわばった体をほぐすこともできるのではないかと思います。
ぜひ考えていただけたらと思います。

感想やクレームだけではなく、
解決策とその効果まで提示していること。
これは、リーダーシップの大事な心構え、要素のひとつである。
1年生でもすでに、リーダーシップを身につけ始めている。

zoomの使い方マニュアルでは
「ビデオはONにしましょう」
だが、「ビデオはOFF」がいいのであれば、
OFFでも画面が寂しくならないような工夫をすればいい。