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大隈塾ゼミ de 歌舞伎レッスン

歌舞伎のお楽しみ勉強会Kabuki Lessonをやってくれてる
さたけきみこさんが、大隈塾ゼミでもLessonしてくれた。

まず、歌舞伎はどこで、いつ観ることができるか、
からレッスン(プレゼン)が始まったのは目からうろこだった。
そのくらい知ってるだろ、
と思っていたからだ。

どこで、いつ観るか、ゼミ生たちが知らないわけではないけど、
「この1年間映画館、美術館、博物館に行ったことがありますか?」
という問いに対して、
全員が挙手したにもかかわらず、
伝統芸能(雅楽、能楽、文楽、歌舞伎など)を観にいったのはほぼゼロ。
(内閣府の調べでは、調査人口の3.9% 平成28年度)
やっぱり、知ってはいるけどいかないし、いくつもりもない。

歌舞伎のどこか面白いのか。
(1)非日常感
(2)役者の魅力
(3)江戸時代の町人の考え方が体感できる

歌舞伎、っていっても4つに分類できて、
「純歌舞伎」 41% 白浪五人男など
「義太夫狂言」 27% 仮名手本忠臣蔵など
「舞踊」 21% 京鹿子娘道成寺など
「新歌舞伎、新作歌舞伎」 11% ぢいさんばあさんなど

というところまでレクチャーがあって、
『楼門五三桐』の「南禅寺山門の場」、
10分ぐらいの演目、しかも、
「絶景かな絶景かな」
「石川や 砂の真砂は尽きるとも
世に盗人の 種は尽きまじ」
の有名なセリフが入っている。

どんだけ素人にわかりやすいんだ〜、
と感心した。

ゼミ生たちの感想。
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歌舞伎っていいものなんだなぁと
感じさせられるプレゼンでした。
歌舞伎だけでなくても、
他の日本の伝統芸能に関しても、
難解そうなイメージを持つ前に
飛び込んでみるのも良さそうだと思いました。
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なんとなくですが、
歌舞伎というものに元祖大河ドラマ
のような感じを持ちました。
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空気を読む」という指摘が面白かった。
読む対象である「空気」とは何か、
「空間のふるまい」を西洋と比較して質問させていただいた際に、
間における身体性がキーワードとなっていた。
「間」やその前提となる「気」の感覚が興味深い。
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きみこさんのお話の中で「歌舞伎は心でみる」
という言葉が私にとって印象的でした。
私も非日常を体感できるエンターテイメントが大好きです!
見ているうちにワクワクしている自分だったり、
笑顔になっている自分がいます。
気がついたらエンターテイメント世界と
自分が自然と一体化している、
それが心でみることなのかなぁと考えました!
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みんなで歌舞伎を観にいくことにしよう。