モバイルバッテリーの捨て時

 モバイルバッテリーの捨て時がわからない。メーカーのページでは耐用回数を書いている場合が多い。しかし、何回使ったかなど覚えているわけがない。「充電に時間がかかるようになったら」「1回しかスマホを充電できなくなったら」など、様々な条件を目にするが、大容量のものだと判定が難しい。満充電までに時間がかかるため夜中に充電することが多く、そもそもの容量が多いため、劣化してもスマホを2回は充電できてしまうのだ。最後の命綱はモバイルバッテリーの温度だ。しかし、これもカバンの中に入れていると気づかないかもしれない。

 手で持てないほどモバイルバッテリーが熱くなった時、というのが一番わかりやすい捨て時だと思われる。バッテリーの劣化も進んでいるほか、熱によってさらに劣化がひどくなっていく。放置しておくと何かのはずみに発火しかねない。熱を持つにしろ、手で持てる範囲だろう(説明書に何か書いてあったら別だが)。

 モバイルバッテリーにもスマートフォン同様バッテリー健康度をはかる機能が必要かもしれない(正確性はさておき)。Windows のバッテリーレポートのように設計容量と実充電容量の差がわかればもっとありがたい。「おかしくなったら捨て時」と言いたいが、異常が発生したかどうか判断するのは難しい。安全に使うことにこだわるメーカーがあってもいいのではないか。

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