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亀梨和也&松原タニシを襲った怪奇現象! 映画『事故物件 恐い間取り』公開記念対談

映画『事故物件 恐い間取り』の公開が間近に迫ってきた。今作がホラー映画初出演となる亀梨和也氏と、原作者である松原タニシ氏との対談が実現。ふたりが体験したい怪奇現象とは……。

構成=いわたみどり 撮影=土橋位広

映画『事故物件恐い間取り』

 殺人・自殺・孤独死・死亡事故などがあったワケあり物件に実際に住みつづける芸人松原タニシ氏の実体験による著書『事故物件怪談・怖い間取り』を映画化。「怖すぎて部屋に入れなくなった」という読者が続出したベストセラーを、「リング」シリーズの中田秀夫監督とKAT-TUNの亀梨和也のコンビで想像を絶する恐怖を展開させる。
 売れない芸人・山野ヤマメ(亀梨和也)はTV番組の出演を条件に、いわゆる「事故物件」に住むという企画を受け入れることになる。殺人事件の現場だったというその部屋の定点カメラに映し出された不可解な映像が話題となり、ネタほしさにさらに危険な事故物件を求めはじめるヤマメ。いわくつきの部屋に次々と住みつづけながらも、同時にさまざまな怪奇現象に襲われることになるのだが……。

ポスタービジュアル2

8月28日(金)より全国ロードショー
出演:亀梨和也、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか 他
監督:中田秀夫
原作:松原タニシ『事故物件怪談 恐い間取り』(二見書房刊)
企画・配給:松竹
©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

クランクインまで信じられなかったキャスティング

映画『事故物件 恐い間取り』の原作者の松原タニシ氏と主演の亀梨和也氏による特別対談が実現。まずは撮影が決まったときの感想やお互いの印象を語ってもらった。

松原「亀梨さんが、僕をモデルとした山野ヤマメを演じてくれると聞いたときにはてっきりドッキリやと思いましたよ」
亀梨「原作の、読み手のイマジネーションを膨らませていく怖さに興味が持てたんですよね。事故物件というテーマは相当怖いんですけど、同時に面白
そうでもあったし」
松原「そういわれても僕としてはクランクインまではやっぱり信じられなくて……。でも実際に亀梨さんにお会いしてみて納得。チャレンジ精神が旺盛やし、何にでも真剣に向き合う人だなぁと感心しました。そして、よくぞ、怪談の扉を開いてくれたなと」
亀梨「芸人役も初めてですけど、初のホラー作品なので、確かに自分としてもかなり勇気のいるチャレンジでしたよ。それにモデルとなるタニシさんという実在の人物がいるので、どれくらいの要素でタニシさんを自分の中に入れ込んでいくかを慎重にジャッジしながら役作りしました」
松原「そんな過程で、亀梨さんからたくさん取材されましたしね」
亀梨「いろんなお話を聞かせてもらいましたよね。それにタニシさんが出演していた番組やYouTubeも参考のために観させてもらいました。仕事から帰ってきて、“今日も頑張ったな”とホッとした後に、タニシさんの怖い番組を観て“うわぁああ! !”って悲鳴あげて。そんな毎日でしたよ(笑)」

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ツアー中のホテルで金縛りに

タニシ氏はもちろんのこと、亀梨氏も“超常現象は信じる派”とのこと。なんと、心霊体験らしきことも何度か経験しているということだ。

亀梨「夢なのか現実なのかすごく曖昧なんですけど、ツアー中のホテルで寝ていて、ふと人がいる気配がしたんですよ」
松原「あ~、そーゆーときの気配って絶対に気がついちゃいますよね……」
亀梨「それで、パッと目を開けたら目の前に日本兵が立ってて……目が合ったと思ったらいきなり視界が真っ赤に染まって、次の瞬間に動けなくなっちゃいました」
松原「怖っ! ホテルの心霊体験みたいなのってホントよく聞きます」
亀梨「あるときは、寝てたらジュニアのコたちがすごい騒いでて、うるさいなぁと思ってたんですよ。だけど、いや待てよと。確かジュニアたちとはホテル違うよなと。そう思った瞬間に金縛りに遭って……。翌朝、だれに聞いても騒いでるような人はいなくて静かだったというんですよ」
松原「亀梨さん、霊感強いやないですか。前にもホテルでテレビがいきなり消えたっていってたし」
亀梨「ツアー中が多いんですよね。ライブ終わりってある種の高揚感がある
んで、そういう精神状態なんかも関係あるのかなと思います。とりあえず、ホテルに入ったら必ず大きく柏手を打つようにしてますけど」
松原「手を叩いて音が響かなかったら霊がいるってやつですか? 僕の場合は事故物件を選ぶとき、あえて響かないところに住むようにすればいいということか……早速、今後の参考にさせてもらいますわ」

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タニシが来る日の怪奇現象

ホラー映画の撮影中につきものの怪現象。この映画でも例外なく不可思議なことが起こったという。

亀梨「現場にタニシさんが来た日に限って必ず変なことが起こりましたよね」
松原「いや、それは大げさでしょ?」
亀梨「またまたご謙遜を~(笑)。電気系がよくおかしくなったじゃないですか。助監督さんが見ていたモニターがいきなりブラックアウトしてなんでだろうっていってたら、他のスタッフさんが来て『今日タニシさん来てますよ』『あ~、なんだ、それだ』って会話が成立してましたもん、マジで。それにタニシさんに会った日には、僕の乗ってた車のスライドドアがガガガガ……と悲しい音をたてて自動じゃなくなるなんてことも。他にも照明が原因不明の故障で消えて、撮影を始められなくなったこともありましたよね」
松原「あのときは、あまり長居したらいけないのかなぁと思って早々に帰っ
たんですよ」
亀梨「そしたら直ってちゃんと点いて……やっぱりタニシさんが原因じゃないですか!」
松原「僕ね、事故物件でも心霊スポットでも、派手な霊障とかいっさい体験はないんですよ。ただ周囲にはけっこう影響があるという、ちょっと迷惑なタイプってことなのかも(笑)」
亀梨「間違いないですね!(笑)」



<新刊>『事故物件怪談 恐い間取り2』

 7年前から現在もなお事故物件に住みつづけている松原タニシによるノンフィクション・実体験・ガチの事故物件レポート。新たな事故物件での怪奇現象のほか、第1弾で紹介された物件の続報、心霊取材先で訪れたスポットのエピソードを収録。恐怖を煽ることなく、現象とただ素直に向き合う筆者は、霊と共存する稀有な"普通の人"といえるだろう。

【書影】松原タニシ「恐い間取り2」.jpg

松原タニシ・著/1400円+税/二見書房



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