松井ムネタツ

テレビゲームメディア歴30年以上。多数のゲーム雑誌で編集長を経験。現在はフリーのライタ…

松井ムネタツ

テレビゲームメディア歴30年以上。多数のゲーム雑誌で編集長を経験。現在はフリーのライター/編集。テレビゲーム、eスポーツ、ボードゲーム、アニメなどの記事を執筆/担当。noteではゲームライター/編集者向けに「元ゲームメディア編集長が教える 業界サバイバルテクニック」を執筆中。

最近の記事

第4回【ライター】明日取材して明日締切な緊急すぎる仕事は請けるべきか

「明日の○○の発表会あるんだけど、取材って行ける? できれば夜までに原稿ほしくて……」 ゲームライターならばこういう経験はあるだろう。いきなり明日の取材仕事があって、しかも当日中にあげてくれ、っていうやつ。こういう突然の仕事は請けるべきなのだろうか? そもそもこういう突然「明日お願い!」みたいな仕事は、なぜやってくるのか。 ●いろんなライターに断られ続けてしまい、結果としてギリギリになった ●編集担当がライターに発注するのをうっかり忘れていた ●取材するかどうか(記事に

    • 第3回【編集】ゲームメディアの編集長って何をするの?

      第0回で書いたとおり、筆者はいくつかのゲームメディアで編集長を務めてきた。残念ながら、編集や編集長というのがどういう仕事なのか、いまいち理解してもらってない場合がある。ライターの仕事はわかりやすい。実際に書く仕事だし。でも、「編集」は何をしてるん? 編集長ってエラそうにしてるだけ?なんて思っている人もいる。そこで今回は、ゲームメディアの編集長とはどんな仕事なのかをお伝えしよう。 そもそも編集って何をするの?まずは「編集」の仕事を説明したい。会社によって違ったりするし、何なら

      • 第2回【ライター】ゲーミングパソコンのススメ

        いきなり結論から言うと、「ゲームライターはゲーミングパソコンを買おう!」って話だ。思いのほか持ってるライターが少ない印象なんだよ。少なくとも僕の周りでは。なぜゲーミングパソコンが必要なのか、その理由を説明する。 ゲーミングパソコン所有ライターが少ない?家庭用ゲーム機やスマホゲームの記事を書いているライターの多くは、ノートパソコンで原稿を書いているはずだ。東京ゲームショウなど取材があれば現地で書くことも多いため、持ち運び重視で13~15インチで重量2キロ以下、バッテリーもそこ

        • 第1回【ライター】自分の「売り」は何なのか

          「何でも書けます!」とか言うライターほどアテにならん。今までそういうライターに出くわしたことはほとんどないが、やっぱり「これが得意です」というライターのほうが圧倒的に安心するし、ありがたい。第1回は「ライターとして自分の売りを明確にしておく」という話題でまとめてみた。 「売り」があると、仕事が増えるゲームに限らず、ライターという職業は○○ライターみたいな肩書きが付くことがほとんどで、そのジャンルに精通しているからこそ書ける、という印象がある。ゲームライターの場合、あらゆるゲ

        第4回【ライター】明日取材して明日締切な緊急すぎる仕事は請けるべきか

          第0回:元ゲーム雑誌編集長が何でも教えちゃう

          この連載は、いくつものゲーム雑誌編集長を務めてきた筆者こと松井ムネタツが、ライターや編集者としてのノウハウを教えてしまおう!というものである。 筆者が編集長を務めた雑誌は、テクノポリス(パソコンゲーム雑誌)、ゲーメスト(アーケードゲーム雑誌)、ゲームナビ(家庭用ゲーム機雑誌)、ファミ通Xbox、ファミ通Xbox 360だ。ゲームでない雑誌も含めればもうちょっとある。23歳で編集長に就任したこともあり、転職詐欺でも編集長的なポジションをやらせてもらった。 2015年に会社を

          第0回:元ゲーム雑誌編集長が何でも教えちゃう