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孔子学院と提携している日本の大学は?

米中対立はまだまだ続いていくと思います、そしてこれはトランプ政権だからというものではなく、US議会が反中になっているという事です。トランプだろうとバイデンだろうと、民主党だろうと、共和党だろうと中国に対してのかなりの嫌悪感がUS本国にはあるという事ですね。

そこでまたUSは新たな施策を打ってきました。

そして2020年8月13日、ポンペオ米国務長官が、孔子学院は”中国の宣伝機関”として発表し、今後は中国大使館などと同じ外交使節団に認定しました。これは今まででは有りえないことです。つまりどういうことかと、中国大使館と同じように、身分や名前等を明確にUS政府に届出を行い、一人一人を厳しくチェックするという流れになるということです。

孔子学院は表向きは中国の歴史や、中国の学問を教えるために、世界中の大学や教育機関と組み、学問や知識を深めるためにあるものだと言われてきました。しかし、実情は中国からのスパイ活動をより良くするための一機関という認識に変わってきたということですね。

そしてポンペオ米国務長官は、孔子学院について中共の影響力を行使するためのプロパガンダ組織の一つだとも言っています。

そして全米学術協会政策総監 ピーターソン氏も、”これは適切で、長い間待ち望んでいた身分の変更で有り、孔子学院が我々の大学で中共政府の利益を推進していた事を認めた”と説明しています。

孔子学院の議論は実はもう3年以上前から議題になっており、実は日本でも問題になっている議論なのです。しかし日本ではまだTVやマスコミには殆ど報道される事なく、まだ国会でも大きな議論になっていません(ある一部の政治家の中では話になっていますが)。

なので今現在、日本の学校で孔子学院と関連のある大学は数多くあり、事実現段階で15校にもなっています。

日本は正式なスパイ防止法が有りません(もちろん現行の法律で対処できますが)。日本はスパイ天国とも揶揄されることはしばしばです。USでは国会、政府が孔子学院について議論、そして対策を講じてきました。日本としても何かしらの施策を打ちたいところだとは思いますが、中国マネーが入っている学校で、それにどっぷり浸かってしまっていると、本当に抜け切れるのか、とても心配になります。

ちなみに現在、孔子学院を受けている日本の学校を以下載せておきます。皆さんにも知っておいてもらった方が良いですので。

立命館大学(2005年6月28日、北京大学)
桜美林大学(2005年11月1日、同済大学)
北陸大学(2006年2月15日、北京語言大学)
愛知大学(2006年2月24日、南開大学)
札幌大学(2006年11月22日、広東外国語大学)
立命館アジア太平洋大学(2006年10月25日、浙江大学)
兵庫医科大学(2012年3月1日、北京中医大学)
早稲田大学(2007年4月12日、北京大学)
岡山商科大学(2007年6月12日、大連外国語大学)
大阪産業大学(2007年8月28日、上海外国語大学)
福山大学(2007年11月16日、上海対外経貿大学と上海師範大学)
工学院大学(2008年01月22日、北京航空航天大学)
関西外国語大学(2009年9月22日、北京語言大学)
武蔵野大学(2015年8月11日、天津外国語大学)
山梨学院大学(2018年12月05日、西安交通大学)​

中国を世界のサプライチェーンから外しにかかってきているUS、そしてヨーロッパ(日本もそれに加わっていくと思いますが)。

そして日本は資本主義陣営と共に歩んでいくと思いますが、ここで決して忘れて欲しくない事は、日本は日本独自で歩む道を進む為に、USにオンブに抱っこではなく、見据える先はその先の、自国を更に強く<独立し>、日本を中心とした豊かな国にする為(Japan First)に戦略と実行をしていく視点が大事だと認識する事かなと思います。



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