見出し画像

日英貿易協定、大筋合意(その先、TPPへ)

英国がEUから脱退したBrexit。2016年6月、英国の国民投票の結果、英国がEUから脱退する事が決まりました。その後、実際離脱するまでに、3度延期され、2020年1月に正式にEUを離脱しました。

このニュースは世界的に大きな衝撃を与えました。そして、この事で世界の動きが大きく変わった事件の一つだったと思います。

イギリスのこの選択は、イギリス国民に大きな痛みを伴う結果でしたが、歴史的に覇権国家だったイギリスからすると自国をより良くするより、EUという大きな枠組みの中でしか調整できない事への憤り、そして怒りがあったのだろうと思います。そして”さすがイギリス”と思うところは、通貨をユーロにしておらず、ポンドのままだった事ですね。

全てをEUに委ねる事なく、通貨だけはボンドにしておいた事が今回のBrexit的に良かったのかもしれません。

そしてEUを脱退したイギリスは、EUの貿易の枠組みから外れることになることで、自由貿易の相手として、現在TPPのメイン国である日本との協定、同盟は、手にしておきたいものだったと思います。

2020年1月、正式にEUを脱退したのち、6月から日英貿易協定をスタートしました。そして日本、英国ともに年内中には締結に向かうように努力するという事を話しています。

この交渉は明らかに日本の方が有利に運べる事は明確だったと思います。日本はすでにTPPの枠があり、そしてそこまで急ぐ必要もありません。しかしイギリスはEU離脱の影響から貿易協定をなる早で締結する必要があり、とても苦しい状況だったのかなと思います。

そして2020年9月に日本、そして英国とで日英貿易協定の大筋が合意になりました(通商交渉スタートして約3ヶ月)。

そして10月著名し、2021年1月から日英貿易協定がスタートする流れのようです。この協定では、日立製作所や日産自動車など英国進出企業に恩恵のある関税の撤廃も盛り込まれているようです。

今回の日英貿易協定は、英国がTPPに参加する布石と見られており、その可能性はとても高いと思います。

そしてこの日英の協定を経て、最終的には日英同盟の復活、そして日米英の海洋国家同盟が実現する事で、日本は更に一つ上のレベルの国家になるだろうと思いますし、私個人もそれを実現する事を望んでいます。(シックスアイズもその内の一つかもですね)

今の日米同盟から、日米英同盟への進化は、日本国家を強く、そしてしなやかな国になると信じていますし、再度日本のGDPを上げる施策の一つになればと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?