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0041:箸休め「モトの名前の由来」

ちょっと難しい話が続いていますので、今日は少し気分を変えて、箸休めと参りましょう。


「モト」という名前ができるまで

ここんとこ「モト」という概念の話を続けていますが、この「モト」という言葉は、わしが考えた造語です。

ですが、いくつかの他の言葉の意味を組み合わせて、この言葉に落ち着いた、という経緯があったりします。今日はその辺を少し話しましょう。


「モト」考案前夜

わしが「モト」のアイデアを思いついた時、当然その概念には、名前がありませんでした。

わしがそのとき考えていたのは、わしら全ての元になっている素粒子で、物質の材料になると同時に、わしらの精神活動をも司っていて、それらの一見全く異なる現象の、同一の源泉となるような、そういった存在があるのではないか、ということでした。

その頃は、素粒子の研究のニュースなんかをネットでチェックしたり、グーグルやウィキペディアなんかで調べたりして、素粒子が観察をやめると消える、なんて現象があるとかないとか、その辺からもアイデアをもらったりしています。

でも、不思議ですよね、素粒子が「消える」んですって。意味わかんない(笑)。
(^~^;)

でもね、消えるってことは、出現することもあるってことかも、なんて思ったりしましたね。この辺からです。モトが出たり消えたりするアイデアが出てきたのは。


ラバランプが揺れる夜

まぁ、わしの考えている素粒子みたいなもんが、出現したり消えたりする、そういうことが起こるとして、どうしてそういうことが起こるのかを、わしは長いこと考えていました。

そうして何年かが過ぎたある日、ラバランプを見る機会がありましてね。

ラバランプってのは、筒状の電灯で、ガラスの筒の下に電球が入っていて、ガラスの筒の中には、どろっとした液体が入ってるんですね。そんで、スイッチを入れると、中の二色の液体が、混ざり合ったり分裂したりしながら、ぐるぐると動くんです。見たことありますかな?
(^~^ )

その動きが不規則で、すごく面白いんですよ。それをどこかのお店のショーケースでずっと見ていて。その時でしたね、アイデアが降ってきたのは。

わしはびっくりして、その場で「あーーー!ああああーーー!」と声を上げてしまいました。きっと、周囲の他のお客さんは、かなり気色悪かったろうなーと思います(笑)。
(^~^;)


モトが消えたり出たりする仕組み

そのアイデアというのは、「3次元空間には、裏面がある」という気づきでした。

紙には、裏と表がありますよね。厳密には紙も立体なのですが、便宜上、裏表のある2次元的なものだと考えてください。わしら3次元人は、2次元の裏表を、簡単に観測できます。

同じ理屈で、4次元の世界からみたら、3次元空間も、裏表の構造になっているはずなんです。

なーんだ、そんなの当たり前じゃーん、とお思いかもしれませんね。たしかにそうなんですけどね。

でも、ラバランプの中で、ラバーが裏返ったり、表になったり、ぐるぐると繰り返しているのをみているうちに、

ああ、そうか、3次元空間の裏面っていうのがあるんだ

という直感みたいなものと、モトの概念が結びついたんですよ。わしの頭の中で。
d(^~゜ )

わしらは、3次元空間に暮らしている生き物ですよね。地獄は3次元空間です。で、その裏側というものを、わしらは知覚することができません

知覚できない、ということは、見えないということです。検出できないんです。そこに何かあったとしてもね。

だったら、もしさっきの「素粒子が消える」という現象の正体が、素粒子が単に裏側に引っ込んだに過ぎないとしたら・・・・当然、素粒子そのものはそこにあるけど、わしらからは観測できなくなるはずです。

おそらく、モトは、3次元空間の裏側と表側を、出たり入ったりして、質量の状態と、空間の状態を同時に実現することができる、という性質を持っているんじゃないか・・・?

それまでの疑問が全て氷解し、モトについての各種アイデアが、一本の線に繋がった瞬間でした。快感でしたね(笑)。
(^~^ )=3


ネーミングどうする?の果て

で、そういう素粒子の概念に、名前をつけようと考えて・・・って、意外とすんなり決まったんですよ(笑)。小見出しはこんなだけど。
(^~^;)

全ての元になるもの、素になるもの。

かつ、動かないのに、動きを司るもの。

自身も3次元空間の裏表を、激しく出入りして動くもの。

これらをまとめる言葉として、カタカナで「モト」にしようと思いつきました。即決です。
d(^~゜ )

元、素、基、源。そしてヨーロッパの言葉の「moto」からです。

日本語はまぁわかりやすいとして、英語や各種ヨーロッパの言葉でmotoは、動くものや、動くことを表す言葉です。モーターの語源ですね。もともとはラテン語だったかな?(違ったらごめんなさい)。

これで、二つの意味を同時に表すことに成功しました。手前味噌ですが、割と気に入っているんです。
(^~^ )

そんなわけで、皆さんもぜひ、夜一人でぼーっとしたいときは、ラバランプを用意して、ぼんやり眺めてみることをお勧めします。
わしは結局、買わなかったけど・・・
(^~^;)

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これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。
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「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)