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まだまだ不安定

うつ症状が安定してきてからは、いつからでも働けるようにと毎日決まった時間に寝て起きて、ご飯をどうにか押し込んで、支援機関に行ってみたり、職務経歴書を作り直してみたり、勉強してみたり、とにかく『何かしている』状況を無理やり作っている。
それでもやっぱり街を歩いて同世代の人たちとすれ違うたびに、社会の歯車になれていない後ろめたさを感じて落ち込んでしまう。

現在は障害者雇用も視野に入れながら動いているものの、各種制度の申請や利用開始は往々にして『待ち』が発生する。
待ちの時間も有意義に使わなければとあれこれ調べたり問い合わせたりと自分なりに前向きに動いているつもりではいたのだけれど、先日ハローワークの窓口で相談中に一瞬泣いてしまった。
嫌なことを言われたとか話を聞いてくれなかったとかじゃなくむしろその逆で、とても親身に聞いていただけた。
向こうにしてみれば仕事なんだから当たり前だろうとマジレスされそうだけれど、それでも私は嬉しかった。
通院中の精神科でも、自分の状況を話しているだけで涙が出てしまうことがある。
身内には病気や障害を否定されているし、自分のことをすべて曝け出せる友人もいない(作れなかった、が正しい)。
悩みや不安は自分の内側で完結させるばかりで、外側に訴えるということがこれまでほとんどなかった。
だから、私の話を聞いてくれて、一緒に考えてくれることにどうしても感極まってしまう。
誰かといると疲れてしまうしひとりが好きなことに変わりはないけれど、やっぱりひとりでは生きられないのだと痛感する。

とはいえ人前で感情を抑えられないというのは困りものだ。
もうそろそろ平気!大丈夫!と自分に言い聞かせていたが、実際はまだまだ不安定ということだろう。
道のりは長そうです。

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