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SNS上での政治的発言について

最近若い人たちの政治的な発言が増えているように感じます。
TwitterなどのSNS上で芸能人を含めて、特に若い人たちが政治的な発言をするようになってきている。

政治は様々な思想や考え方、価値観、宗教等の違いで正解を導き出すのは難しい世界です。特に人間の価値観が多様化しいてきているこの時代ならなおさらのこと。

このインターネットが発達し、グローバル化してきているこの時代においてそもそも政治の正解を導き出すことなんて出来るのだろうか。

政治には哲学が必要


最近こんな本を読みました。


「正義」の哲学の話です。
なんで政治的に意見の食い違いが出るのか。
政治家は各地方で選挙で選ばれてきた地域の代表者たちです。
つまりその地域によって票を持っている人たちの考え方に合っていないと、そもそも票が獲得出来ずに代表になることはできません。

では、考え方とは何か。

それは「その人にとっての正義」です。

「正義」の反対は「悪」ではなく、「もう一つの正義」である。
アンパンマンの敵であるバイキンマンはまるで「悪」のように描かれています。
バイキンマンは「もう一つの正義だ!」なんて言う人はなかなかいませんよね。

そうです。みんながみんな自分をアンパンマンにしてしまったら、この世はエゴイストの集まりになります。社会はそれでは成り立たない。
※決してアンパンマンを否定しているわけではありません。笑

大切なのは

①他を受け入れる余裕。
②相手には相手の正義があると言うことを理解して議論すること。

もう一度発言する前に考えましょう。

コロナ騒動による社会の変化は明らかに人々の思想にまで及んできていると思います。
政治に対する目、アメリカで話題になっている人種差別、Twitter上のトレンドに上がってくるハッシュタグ付きの政治的な発言。

煽りに乗って軽はずみな発言をしてないないか。
別に政治学者になるまで勉強してからじゃないと発言してはいけないとは思いません。発言すること自体が悪いとも全く思いません。むしろ若者の政治参加率が上がるのは良いことだと思います。


でも、ネット上の流れてきたものだけを見る受動的に受けた情報ではなく、自分で手を動かして、調べて能動的に手にした情報をもとに頭で判断し、発言していくべきであろうと思います。

先に紹介した本では議論していくことの大切さが記されています。
環境の違う人間の考え方に違いが出るのは当たり前。
正解なんてないんです。大切なのは寄り添い、議論を続けていくこと。
これからも自分の集めた情報で、物事を判断していきたいと思います。


2020年6月4日 筋肉救命士


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