「あら、また来たの?」
波打ち際で夏の夜風にワンピースと艶やかな髪を揺らしながら、彼女はそう言った。隣り合って座り込む二人。
「今日は一段と月が綺麗よ」白く細い指を絡めてくる。
「あなた、温かい……」彼女の手は冷たくも柔らかい。

ところで彼女はどこから来て、どこに帰るのだろう?

スキするとお姉さんの秘密や海の神秘のメッセージが聞けたりするわよ。