ジムをサボった1ヶ月、情緒が荒れに荒れた
私は暗闇でボクシングができるジムにもう1年くらい通っているのだけれど、5月はまるまる1ヶ月サボってしまった。
ダメダメだなあと思いつつ、ゴールデンウィークからの怒涛の日々でなまった身体に鞭を入れるタイミングを見つけられず(というか全く勇気が出ずに)いかない言い訳ばかりを見つけていた。
まさに人間。まさに5月病だった。
仕事も忙しく、平日にもプライベートの予定があるなど、天才的に言い訳は見つかった。そして行かない時間が長くなれば長くなるほどハードルは上がり、その度にサボれることに安心してもいた。継続が終わる理由ってそうだよねと、半ば自分に感心すらした。
けれどもこの期間、めちゃくちゃに私の情緒は荒れていた。それはひどく、暴風雨が常駐して暴れた。
どれくらいかというと、週に2回フレックスを決めて16時に退社したり、2週間で7回も推しの同じ映画を見に行くほどに。そして時々ぼーっと虚空を見つめては、日本の未来を憂いていた。上司にも私はもう5月病でだめなんですと言って、半休をもらった日もあった。
ダメダメである。ダメダメすぎて、また人間だなあと変な感傷に浸れるくらいだ。あまり弱音を吐かない私が、珍しく弱気でしおれていた。
今思うと、この時期に無理してでも1日サンドバッグを打っていたら全然違った気がする。
爆音のEDMの中で思い切り汗をかいて、思いっきり拳をサンドバッグに打ちつけていたら、きっと鬱屈とした気持ちは消化できた気がするのだ。
先日、もうめちゃくちゃにビビりながら1ヶ月以上ぶりのジムに行ってきた。一番隅っこを陣取り、少しだけセーブして動いた。ジャブと言われて反対の手でストレートを出すくらいのへなちょこぶりだったが、それでもダラダラと汗をかいたし、好きな歌がかかった時には自然と笑顔になっていた。
帰り道、随分とスッキリした身体を弾ませて、もっと早く来ればよかったと思った。私に必要だったのは何も考えない時間だったのかなとも。
そう言えば、ジムはいくまでどんなに嫌でも行って後悔することがない。私は筋トレガチ勢ではないので、「筋肉は裏切らない」とかは言えないのだけれど、それでもさっぱりするのだ。きつくても、あ〜〜来てよかった!と思えるのだった。そんなことも忘れていた。
運動は好きだし、続けられることをしたいと思っているから、これからもボクシングは続ける。去年より頻度は落ちてしまっているけれど、これも立て直さないとなあ。
結局6月に入っても言い訳探しがうまいけれど、そういうときには思考停止にして家を出てしまう。でてしまったら進むしかないから、ジムに着く、とまあそういう雑な作戦でなんとか保っている。
週に2回以上は通って、体と心の健康を守っていきたいな。何より月謝が新卒2年目には痛いので、回収しないといけない。また運動してますって胸張れるくらい頑張るぞ〜。
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